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絵本紹介『ひみつのプクプクハイム村』

書名:ひみつのプクプクハイム村
作・絵:ミヒャエル・ゾーヴァ
訳:木本 栄
出版社:講談社


のどかな村プクプクハイムはその昔、クサイハイムとよばれていた。なぜなら、ほんとうに、たまらなくくさかったから。
まるでおしりのような形の山から、そこに住む怪物のおならが吹き出していたんだ!!

…と、物語はプクプクハイム村の歴史から始まります。くさいにおいを村中に広げるうえに、実った農作物を片っぱしから食べてしまう怪物。
村人たちは元騎士見習いの男に、その怪物を退治してもらおうと考えます。

ところが、男は怪物のおならに倒れてしまう。あらかじめ別の作戦も用意していた村人たちは、プランBを実行します。
その内容とは、いかに⁉️

絵本にしては文字が多く、少し長めの物語ですが、美しくてかわいらしい挿し絵と、とてもユニークな展開に、どんどん引き込まれていきます。

怪物はどうなったのか?
クサイハイムは、どうしてプクプクハイムに変わったのか?
この物語の教訓は?
ぜひ、あなた自身で見届けてくださいませ。

おとな・こども問わず、手に取ってみて欲しい一冊です。

作者のミヒャエル・ゾーヴァは『ちいさなちいさな王様』の挿し絵も手掛けています。
(こちらも大好きなお話なので、ぜひまたご紹介しますね!)



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