「喜びの日記」~2回目~
久々の「喜びの日記」。
<事柄>
ずっと懸案だった「ダイニングチェア」を1脚購入した。
引っ越してから今まで活躍していたダイニングチェアの足にひびが入ったのが昨年秋。
それからずっと買い替えを考えていたが、夫はのらりくらりでまったく相談に乗ってくれなかった。
フェアがあると誘っても同行する気はなく、仕方なく独りでぶらぶら。それなりにいいかな?と思うものがあって写メしても返信なし・・・。
打っても響かない夫にげんなりしながら、いい加減何とかしないとと思っていた。
そんな時に、これからますます合うことが難しくなる息子が、私のために少しなら時間をとれると言う。
逃す手はない!そう思って同伴をお願いしてみた。
出かけたのは「吉田木工」。
一歩入ると優しい木の香りに包まれる。
静かでこじんまりとしたその工房のショールは、大きい家具屋のたたずまいとは異なり、いすや机が無造作に置かれていた。
工房の方の説明を聞きながら、その隙間をぬってくるくると巡る。
どれも重厚感がありとても素敵ではあったが、私の勉強不足・・・国産のダイニングチェアは私の予算をはるかに上回っていた。
そのために、私の決断も揺らぎっぱなし。
予算を優先すべきか、それとも、清水の舞台から飛び降りべきか・・・
さんざん悩んだ末に出会ったのが「こいつ」だ。
「そいつ」は、現品処分ということで大幅に値下げされいた。
道警のものは4脚あったが、3脚はすでに行き先が決まっていた。
そう、残りの1脚だったのだ。
我が家のダイニングテーブルとの相性も、フォルムも、まるで私を待っているようだった。
息子も「買うならこれ」と思っていたひとつだったらしい。
二人の意見が一致、それでもそこにいない夫のことを気にして決断できない私の背を、息子が押してくれた・・・いや、腕をぐっと引き寄せてくれた。
「父さんのことは気にする必要ないよ。いいものだし、予算の問題もクリアしてるんだし。なにより気に入ったんでしょ。こういう時は遠慮しない!」と。
<思ったこと>
私は、その言葉を待っていたのかもしれない。
彼の言葉に助けられ思い切って行動したら、胸のつまりが取れたような感じがした。
<気づきから行動につなげたいこと>
✔ 相手の顔色ばかり窺わない。
必要のない遠慮は「相手を怖がっている」証拠。
悪いことをしているわけではないんだから、堂々としていればいい。
✔したいことは「したい」という。
自分の気持ちに正直になっていいんだ。
<思いの強さ>
+10
今後も自立して自宅から離れて住まう息子。
彼のサポートがない中、私たち夫婦はまともに会話して生活していけるのだろうか・・・そんな不安がないわけではない。
でも、そんな事くよくよ考えていても始まらないよね。
息子は、ぎくしゃくしている我々を見て、「父さんは母さんのこと嫌いなわけではないと思うよ。」と慰めてくれた。
息子の言葉には、「まあまあうまくやってよ。」そんな願いも含まれているのかもしれないなぁ。
ともあれ、息子のおかげで、今日は気持ちよく1日を終えられそうだ。
ありがとうね。
《後記》
誰かに大切に思ってもらえる、それを行動で示してもらえるっと、本当に嬉しい。
自分も、誰かのために一歩を踏み出せる人間でありたいなぁ。
こんな私に、ぜひ応援の「スキ💖」を!!
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