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心を鍛える

堀江貴文さんと藤田晋さんが、「心を鍛える」ために大切にされていることを教えてくれる本。非常に興味深い考え方や言葉も多く、大変勉強になりました。個人的には、第4章が面白かったです。
私は、堀江貴文さんや藤田晋さんのようにはなれないです。でも、堀江貴文さんや藤田晋さんも私にはなれない。決して、おごっているという意味ではありません。オンリーワン万歳、という意味です。
以下本文の内容です。よろしかったら覗いていってください。

第1章環境を変えたい人へ


ハートが強いというのは、自分の感情をコントロールできること、変化に対する耐性、動じないこと、ぶれないこと、ストレスに対する強さなどが含まれる

自分で人生を切り拓く事は、その気になれば可能だ。ただし、心を強くすれば。

次の①から③のフレーズを繰り返せば、心はおのずと鍛えられる。
①こんなことをしている人間は周りに誰もいないけど、気にしないでいい、むしろ自分の希少価値が高まるからラッキー! 
②悪条件(例えば納期が短いなど)だけど、考え続ければ秘策を思いつくはず
③難しそうだけれど、自分なら成し遂げられるだろう
これらの言葉を心の中で繰り返すうちに、好き、楽しい、という、快、の感情がネガティブな感情を打ち消し、目の前の作業にハマらせてくれるはずだ

大誤算を何回か重ねるうちに、耐性は確実についていく。心は強くなっていく。

心を強くしたいなら、世に溢れる情報をうまくカスタマイズして取り入れることだ。全部を鵜呑みにしたり、すべてを吸収しようと欲張ったりしてはいけない。効率よく必要なところだけつまみ食いする能力を、どうか磨いてほしい

心を鍛えるためには、少し痛い目にあっておくということも必要。たとえ痛い目にあったとしても、良い筋トレをした、くらいに捉えたほうがいい

仕事というレースで、脱落していく人を順番に上げると、確かに、
①忍耐力のない人、
②目標設定の低い人、
③固定観念が強くて変化できない人、
になる。

「言い訳をするな。何が起きても自分のせい

ビジネスの世界では、麻雀と同じように、誰もが「確率」と「偶然」に左右される

第2章勝負したい人へ


お金はあったらいいし、なかったらなかったで、何とかなる

「お金がない」と言う状況よりも、「やりたくないこと」に時間を裂かれる方がはるかにストレスを感じる

「100軒回って5軒も話を聞いてくれるなら、95軒断られるのは、必要経費だ」

「見ず知らずの人に話しかける」「多くの人たちに断られる」という経験が、心を鍛えてくれる。どこかで早めにこのような経験を済ませておくと、その後の人生を幾分かスムーズに過ごせるようになる気がする。

「やれることをやったのだから、仕方がない」。そう割り切る事は大事だ。「流れに身を任せる」ということも大切。

自分に起きる事は、全てが必然。目の前のことに全集中すればいい。

夢があると心がブレにくくなる

自分の軸さえ決めれば、人から言われなくても、自発的に動き出せるようになる。

人に期待しすぎないほうがいい。僕は、他人に期待しすぎることをやめた。期待していないからこそ、人からねぎらわれたときの喜びも大きい。

ハードワークは、自分の将来に対する「先行投資」。「人から言われたから頑張る」のではなく、「自発的に負荷をかけること」が大事。

親世代の考えを鵜呑みにするな。これからの世間の当事者は、むしろ若い世代のほうだ。だから「今」を生きたいなら、「今」の情報と感情を最優先にするのが良い。いい大人からうまく情報をいただこう。それが若者の特権なのだから。誰にとっても、1日は24時間しかない。だから「相手が自分のことをどう思うか」「他人にどう感じられているか」なんて考えなくていい

ポジティブな発言をしたり、夢や志について語ったりすることで、自分自身を奮い立たせることができる。自分の言葉を実現するために人一倍努力し、実際に自分が言ったことを成し遂げようとする。

「多忙」と「多動」を混同しないようにする。「多忙」の定義とは、平たく言うと、他人のために心身を費やしている状態である。「多忙」の状態を続けていると、充実した日々を送っているかのような錯覚に陥るかもしれない。しかし「多忙」だけではなかなかハッピーになれないものだ。自分の心を喜ばせるためではなく、他人のために奔走しているのだから。自分の心を喜ばせる「多動」の状態を目指せばいい。余計なことを考える暇がない位に、自分の心が踊る予定だけで、時間を埋め尽くし、無我夢中で動きまわる。

周りの志が高いと、自分自身も自動的にがんばりたくなるし、モチベーションを保つことができる。心の強さは、伝染するのだ。

「持ち上げられても、調子に乗らない姿勢」を貫くことで、心をより一層強くすることができる気がする。

「価値観を押し付け屋」に出会ってしまったら、どうするか。心を閉ざしてスルーすることだ。あなたは、心を守るには、それしかない。

人生には不幸続きの時期だってある。

騙されたり、陥れられたり、利用されたり…。今まで、いろんな目に遭ってきた。でも、僕のハートは、傷だらけになりながらも、なぜか強度を増している。傷付けば傷つくほど心は強くなる。

理不尽すぎる罵詈雑言はスルーしていい。言葉は、人の心を簡単に殺す。外野からの理不尽な非難や悪口は、スルーしてもいい

私がどん底にいた時に心がけていたのは、「心を鍛えるチャンス」と捉えることぐらいだった

ポジティブに考えれば、ストレスを「敵」でなく「味方」なのかもしれない。つまり、ストレスにさらされても、心を鍛える絶好のチャンスと捉えた方が良いのかもしれない。実際、数え切れないほどの批判にさらされたことで、ハートが強くなったのでしょう。

理不尽なことが起こった場合、「キレたらゲームオーバー」という言葉を思い出すようにしている。重大な局面でこそ、冷静に、心を強く持ちたいものだ。

第3章熱狂したい人へ


孤独こそが人をつくる

ぶれないことは大事。しかし、「ぶれないこと」自体がとても難しい

他人の目を気にするなんて、人生の無駄遣い。「自分を嫌いかどうか」なんて、相手の問題。相手の心を変えられるわけがない。そんな無意味なことに、貴重な時間や手間を割いていられない。

「おかしいんじゃないの」という思いを抱きつつも、行動しないなんて、ストレスが溜まる一方。

賭けるときは、リスクとリターンを見極めてから。「期待値の高いもの」、つまり「リスクよりリターンが大きいもの」を見つけて賭けることが重要。「いずれは成功する」という確信とつよい心があれば、周囲の雑音は気にならなくなる。

思考に没頭している限り、羽が生えたように自由だ。人は、考えることをやめた時、後ろ手を回され鍵をかけられる。自由を奪われる。

立ち止まって楽する事を選んだら、僕は僕でなくなる。易きに流されず、考え続けるためには、ストレスのない生活を送ることが第一だ。
劣悪な人間関係を乗り越えるには「スルー力」が必須だ。

「仕事の喜び」とは、能動的なプロセスの中で生まれる

心を不自由にさせているのは、他でもない。あなた自身になのかもしれない。

心が折れる前に遊びと休息を。根をつめすぎないよう適度に行きを抜くための遊びや趣味を持ち、小休止の時間を作った方が良い。遊びには、多くのメリットがある。リフレッシュ効果は、もちろん、仕事とは違う人間関係が生まれたり、そこから新たな仕事のヒントを発見できたりする。「よく働き、よく遊べ」

第4章広く貢献したい人へ


利他の心で生きる

たとえわずかでも「0」に「1」を足し続けていくことで、不安や迷いを遠ざけることができる。心を強く保てる。

不確定な未来の事は考えすぎず、「今」を全力で生きることが、心を強くしてくれる

負の感情に巻き込まれないためには、とにかく手を動かす、体を動かす、行動する。それが「ハートを強くする最後の手段」だ。

どうしても「目標達成したい」「夢を叶えたい」時、強い心で突き進む事は大事。そうするために、あえて「空気」は読まない。

家や家財道具などの「物理的な不要物」、人間関係やしがらみなどの「目に見えない不要物」を「捨てる」ことには、大きな効用がある。うんと身軽になり、邪魔されることが減り、ストレスも減り、やるべきことに集中でき、パフォーマンスが上がる。充実感も得やすくなり、よりポジティブになれる。

「欲しいものがわからないと、本当には欲しくないものに包囲されて暮らすことになる」「全てを失った時、初めて、自由が手に入る」

迷わず「捨てる」生き方は、難しくない。「何が欲しいか」を明確にできれば、「自分」という概念を遠くへ飛ばせるのだ。そう、限りなく。それでも捨てられないという人は、「ゲノム」と「ミーム」の関係で考えてみて欲しい。「ゲノム」とは、遺伝情報の総体。「ミーム」とは、人から人へと広がるアイデアや行動、スタイルや慣習などを指す。人生においては、もちろん「ゲノム」より「ミーム」の方が重要である。「遺伝情報そのもの」を記録した物体を保つより、「意志」「精神」「心に描いている実現したい自分自身」が広がり、継承されていく方が、自分が生きたという証になるだろう。

No pain, no gain 痛みなくして得るものなし

戦略的撤退のススメ

不要だと気づいたら瞬時に捨てる。それは大事な姿勢。

「逃げること」は、決して悪いことではない。長い人生においては、勝つために逃げる「戦略的撤退」も有効。

「ピュアな思い」は、やっぱり強い

どんな状況でも、何かを実現したいと思えばできる事はあるし、前に進める。諦めずに数を撃てば当たる。

動いて試して考える。考えたらまた動く。その繰り返しだ。

自分のタイミングで勝負してはいけない。自分の事情でなく、周りの環境面が整ったタイミングで勝負しなければ意味がない。自分のタイミングで、無理な勝負に出たくなる思いを抑えられるかどうか。それが「心の強さ」そのものという気がする。「タイミングを読むクセ」をつけるのが重要。

「この瞬間を全力で生きて、働いて、突っ走りたい」。それには、心が強いほうがいいに決まっている。「体の健康」は、人生の目的ではないけれども、心を強くするための第一条件だと思う。体の健康こそ、心の強さの礎。前もって予防しておけば、心理的な安全性が担保されて、パフォーマンスだって上がる。

「いい人」と思われ続けることには、実はリスクもつきまとう。周囲からの期待値が上がるため、マイナスのことが起こると過剰に落胆•失望されてしまう。つまり、ささいなミスに対しても、「許せない!」と怒りを買ってしまうイメージ。もっと言うと、評価を「さらにあげること」が難しくなる

たまには、心に負荷をかけて鍛えておかないと、私自身の「心の筋力」だって落ちてしまう

おせっかい精神こそ成功のもと。おせっかい感覚で、ワクワクしながら臨む方が、柔軟な気持ちで取り組める

仕事以外のことに視野を広げたり、挑戦をしたり、没頭したりすることで、結果的に、本業に良い影響与えられることがある

変わり続けることが人生を豊かにする

どんなに苦しくても、結果が出せなくても、外部環境のせいにはしない。苦しい環境の中でも、自分自身が変わりながら、打つ手をさまざまにブラッシュアップしながら、「やりたいことをやりきる!」そんな意気込みが大切だ

大事なのは、「同じこと」にこだわる姿勢ではない。変わり続けることだ。

どんな状況でも落ち込みすぎず、しつこく「方向転換」「路線変更」をし続ければいい。何らかの結果が必ずついてくるはず。

「誰かのため」という思いがもたらす未来。

仕事のことをいい意味で「忘れられる(=冷却期間を取れる)」。そんな「切り替え」は大事ではないでしょうか。

年齢が上がるほど、精神力やメンタル的な部分は上がる

未来を担う次世代の人たちの役に立てる。それほど幸せなことはない。

自分自身の努力が報われたときの喜びと、「誰かの役に立てる」「社会に貢献できる」「未来に寄与できる」という喜びは、全く次元が違う気がする

人が、最も心を強くできる時とは、「誰かのため」という利他的な目的がある時ではないだろうか。

もし、あなたが心を強くしたいなら、まず誰かを応援するのもアリ。「他人のため、何かに自分のリソースを費やして何になるのか」と笑う人がいるかもしれない。でも、それは回り回って、必ず自分のもとに戻ってくる

1つのことをずっと続けることも、パイオニアであることを怖がらないのも、どちらも「心の強さ」あってのことだと思う

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