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運をよくするために心がけたいこと。

こんにちは。今回は、「人生の成功は運次第。運をよくするために。」というテーマで書いてみます。

1 はじめに
 2022年に、「才能 VS 運: 成功と失敗ランダムの役割」という研究・論文が、イグ・ノーベル賞(Ig Novel Prize)を受賞した。イグ・ノーベル賞は、1991年にノーベル賞のパロディーとしてアメリカの科学雑誌が始めた賞で、人を笑わせつつ考えさせる研究に贈られる。この研究では、「なぜ最も才能のある人ではなく、最も幸運な人が成功することが多いのか」という疑問を解くために研究を重ねて、その結果は、最も成功した人は最も才能に恵まれた人ではなく、「最も成功するのは、中の上程度の才能があり、幸運な人」にたどり着いた。誰もが希望がもてる研究結果である。

2 運のいい人の法則
 やはり運を良くしたい。心理学者のリチャード・ワイズマン博士の著書『運のいい人の法則』では、運を鍛えるための4つの法則((1)~(4))をあげている。
(1)チャンスを最大限に広げる
 運がいい人は、外向的で、多くの人と会うことで、チャンスと巡り合う可能性を高める。人脈を築き、すなわち「運のネットワーク」を広げられる。まずは、自分の周りにいる人を大切することから始めれば、友人・知人が増えていく。
(2)虫の知らせを聞き逃さない
 運がいい人は、直感や本能に耳を傾ける。自分の心の声を聞く。例えば、キャリア選択の際に、運がいい人の約90%が直感に頼ると答えたそうだ。
キャリア選択の際に、お金、世間体、他者との比較に執着しない。直感を研ぎ澄ますためには、部屋をきれいにし、よく眠り、リラックスすることがとても大切である。運動して、頭の中を空っぽにすることもよい。
(3)幸運を期待する
 運がいい人は、「必ず願望が叶う」と期待できる。その結果、運がいい人というのは、多くの目標を達成している。一方、運が悪い人たちは、ことごとく願望を叶えるのに失敗していることでしょう。まずは、自分は運がいいと思うことから始めれば、自分の願望も何でも叶うと思うことができる。
(4)不運を幸運に変える
 運がいい人は、不運なことが幸運と思える。コロナ禍で、予定していた旅行が行けなくなった時、運がいい人は「旅行の計画を立て直すチャンスがもらえて良かった」といった具合に感じることができる。いつも前向きな気持ちで、笑顔で過ごせる思考の癖を身に着けることからとりかかるとよい。

3 まとめ
 パナソニック創業者の松下幸之助は、採用面接で、候補者に対して必ず「ところで、あなたは運が強いですか?」と尋ねていた。人事採用で、候補者の才能・能力だけなく、運の強さも加味して考えることが大切だと思っていた。自分が運がよいとおもうことができれば、どんなことが起きても前向きに捉えることができる。成功した人を妬み、うらやむこともない。
 成功するための第一歩は「自分は運がよい」と思うこと。自分を大切にしよう。

ありがとうございます。
画像は、銀座松屋前(2012年9月撮影)。



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