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ITエンジニアを目指すみなさんへ おススメ資格4選

こんにちは。開発部のカドワキです。私はNetwork All Cloudの製品開発を担当しているエンジニアです。日々の業務は、Veronaサービスにおけるクライアントソフトの「Verona Client」の開発を中心に行っています。
この記事ではITエンジニアを目指す皆さんへ向けて、おススメの資格をご紹介します!


私について

出身は島根県の離島地域で、学生時代に情報系の分野を専攻した後、はるばる上京して網屋に2014年に新卒として入社しました。
入社以来、基本的にVeronaサービスの開発に関する業務に継続して携わっています。

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高い透明度が自慢です!

エンジニアとしての幅をひろげる

そんな私ですが、日々の業務と並行して、継続的に資格の取得に取り組んでいます。取り組んでいる主な理由は、エンジニアとしての知識の幅を広げるためです。もちろん日々の業務に取り組む中でも様々な技術に触れるのですが、自分が直接関わっている技術以外の知識に関しては疎かになりがちです。資格の学習を通して知識の幅を広げることで、技術者としての自身の立ち位置を確認することに役立っています。

また社会人になってから痛感していますが、仕事以外に時間を作って日々学習に取り組むことはなかなか大変です。資格の学習は、合格という明確な目標があり、参考書などを用いて体系立てて学習することが可能なため、日々継続して学習し、少しずつでも主体的に知識をつけていく習慣を養うのに適していると考えています。

業務に直接関係する資格の他にも、個人的に興味を持ったものがあればとりあえず挑戦してみるように心がけています。

おススメ資格

1.IT系まずはコレ!

入門編としておススメしたいのがIPA(情報処理推進機構)が主催している、春期、秋期の年2回実施している情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験です。
IT業界に興味にある学生の方や、何かIT系の資格を取ってみたいという方は、まずは基本情報技術者に合格することを目標にすればよいのではないかと思います。ネットワークやセキュリティ以外にも、マネジメントやシステム運用なども含めたIT知識に一通り触れることができます。

2.基本の次はコレ!!

私自身は応用情報技術者・ネットワークスペシャリスト・情報処理安全確保支援士に合格しており、現在も「高度試験」に指定されている他の試験を中心に、合格できるよう挑戦しています。

応用情報技術者
・どんな資格?
いわゆる高度試験の前段階的な位置づけの試験で、ITの全般的な分野について基礎から踏み込んだ一定の理解度が問われます。
・難易度
簡単では無いですが、択一式の午前試験の問題数が多いことや、個々の分野の専門的な内容まで問われないことから、まだ対策はしやすいと思います。
・勉強方法
まずは過去問中心で午前問題の対策をした方が弾みがつくと思います。午後問題は重点的に対策する分野を事前に決めておいて、本番で多少難しくても変えないつもりでいたほうが良いでしょう。

ネットワークスペシャリスト
・どんな資格?
ネットワークの構築、設計等を中心とした、専門家としての知識を試される試験です。なお私自身のソフトウェア開発の業務とは必ずしもマッチしているわけではありません。
・難易度
高度試験全般に言えますが、午後試験の記述問題の配点が高く、知識をつけたうえで指定された字数で説明する必要があるため、問題形式にも事前に慣れていないと難しいです。
・勉強方法
経験のない問題であっても問われることは通信全般の基礎的な内容であることも多いため、日々の学習の段階で学習内容を選り好みせず、過去問を中心に全般的に学習しておくことが大事だと思います。また、そのように腰を据えて計画的に学習に取り組むことの方が重要かもしれません。

3.挑戦するならコレ!!!

また個人的に受けてよかったと思っているのは情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)です。この試験は本来、サイバーセキュリティ専門家としての国家資格で、合格後に登録が必要となる資格ですが、試験を通して学ぶ情報セキュリティの知識は、エンジニアであれば誰でも役立つと思います。

情報処理安全確保支援士
・どんな資格?
合格すれば、国家資格である「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」への登録資格が得られる。セキュリティに関する専門知識が問われる試験です。
・難易度
やはり簡単ではないですが、学んだ知識が他の試験に活かせることも多く、高度試験の中では比較的取っ付きやすいように感じます。
・勉強方法
PKⅠ(公開鍵基盤)に関連する問題が頻繁に出題されるので、まずはこの知識の理解を確実にした方がいいと思います。技術系の職種の方は、理論的な知識に加えて、簡単な検証環境をオープンソースソフトウェア等を用いて構築しながら学習できるくらいになれば、実務にも役立つ知識が得られると思います。

4.おまけでコレ

また英語の語学学習として、TOEICを年に数回受験しています。業務の中で日常的に英語を使っているわけではありませんが、技術に関する英語のドキュメントを読んだり、海外企業のサポートに問い合わせを行う場合必要になります。いざそのような場面に遭遇したときに、語学力不足で必要以上に時間を費やしてしまわないように、日ごろから語学力を把握するための目安として継続的に受験しています。

学習を通して身についたこと

私の仕事はセキュリティ、ネットワークに関する知識が必要になることが多いので、開発や検証でそれらの技術に触れていると「あっ、これ試験でやったやつだ!」みたいな感覚になることがあります。そのような場面に遭遇すると純粋にやってて良かったと実感します。

また情報処理技術者試験の設問は特定の技術に偏らずに、専門的な内容が正しく伝わるように作成されており、回答に当たってもそれを心掛けないと合格できないため、試験に合格するための学習を通して、専門用語を専門外の人にも正しく伝えるための表現方法を身につけることができたのも大きかったです。

ほかにも英語による問い合わせのやり取りで、語学学習を通して身に着けた表現を思いついたりすると学習の意義を実感できます。最近は生成/翻訳AIもあり英文を書いてみることはだいぶ楽になりましたが、仕事でやり取りする限りは、書く内容について最終的に自分で責任を負う必要があるため、すべてツールに任せるのではなく、自身も継続して学び続けることが必要と考えています。

網屋のキャリア支援制度について

網屋ではキャリア支援制度が整備されており、私にとって継続的に学習に取り組むための大きな動機付けになっています。いくつか紹介してみます。

資格取得支援制度

網屋では、資格取得支援制度(主に技術系の資格が対象)を採用しています。
業務に関わりのある資格であれば受験料は基本的に会社負担となり、合格した場合は試験の難易度に応じて合格祝金を貰うことができます。

英会話研修

社内で英会話の研修を実施しています。月3回程度、ネイティブスピーカーの外部講師と一緒に、希望者同士でカジュアルな会話中心に行っています。
仕事に支障の出ない範囲で実施しているのでいい気分転換になるし、語学力の向上のためのモチベーション維持に役立っています。
自身が技術系の部署のため、関係部署以外の社員との交流が比較的少ないので、そのような交流が自然にできるのもありがたいです。

週に1度のオンラインレッスン 
テレワークの社員も自由に参加できる
月に一度の対面レッスン

今後について

取った資格を今後どう活かしていくか

ここまで書いてきてなんですが、資格を取ることですぐに収入が上がるとか、非取得者と比べて能力が明確に差別化できるといったことはまずないと考えています。
しかし学習を通して得た知識は確実に業務に活かせていると折に触れて感じています。今後も資格を取ること自体を目的にするのではなく、エンジニアとして結果を出すための手段として活かしていきたいと考えています。

今後取りたい資格

ITに関するものでは、情報処理技術者試験以外にも、Ciscoなどの大手ベンダーが認定しているネットワーク系の認定資格など、より実務寄りの資格も取得していきたいと考えています。

あと個人的にぜひ取りたいと思っているのが、特殊小型船舶の免許です(笑)
社会人になって地元に帰省した時に、友人が水上バイクで走っているところを見て強烈に惹かれたので、いつか自分でも水上を走る経験をしてみたいですね。
仕事に関係あるなしを問わず、興味を持ったことにはとりあえず挑戦してみる姿勢はこれからも持ち続けていきたいです。

以上、個別の資格試験対策というよりは、エンジニアの立場としての取り組み、姿勢について資格という切り口から思いつくままに書いてみました。何か参考になることがありましたら幸いです。お読みいただきありがとうございました!


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