日記⑦

令和6年4月17日

8時ごろ起床。昨日寝る前に今日のスケジュールをメモしていたので、昨日の自分に従って今日1日を生きることにした。

まず朝ごはんをしっかり食べて、洗い物をした。食事と家事は大抵YouTubeで動画を見ながら行ってしまう。今日の朝はラランドの短編映画のメイキングを見た。自分と年の変わらない人たちが自分のやりたいことを生業として、しかもそれがたくさんの人々の生活の楽しみになっているんだろうと想像し、とても羨ましく思った。もちろん彼女らが選んだ道には大きなリスクがあって、自分にはそのリスクをとる度胸と、リターンを見込めるような才覚がないのは重々承知している。

その後、1時間30分ほど資格の勉強をした。この資格は理系的な内容が主だ。私はめっちゃ文系なのでやや警戒していたが、想定よりもずっと頭に入ってきている気がした。インプットだけでなく、アウトプットもしたくなったので、午後に問題集を買いに行くことにした。

資格の勉強を終えたのち、今度はエクセルをどう勉強すべきかを調べた。これもただ自主的に勉強するだけではつまらない。どうせなら資格をとってやろうと決意した。ネットで調べてみると、良さげな資格を発見したので、これの取得に向けて頑張っていくことにする。それにはまずパソコンが必要なようだ。私は自分のパソコンを持っていないので、彼女に借りることにする。本格的に勉強するのはパソコンが手元に来てからでいいや、と思い、再び理系の方の資格の勉強を行なった。

そうしているうちに正午。午前中は割と集中して勉強できた。簡単にお昼を済ませ、しばらく休憩。外に出るのが億劫になりそうだったので、寝転がる前に問題集を買いに出かけた。電車に乗り、ショッピングモールに向かう。

ショッピングモールの入り口に悪そうな若者が3人たむろしていた。親父狩りに会うのではないかと怖くなり、威嚇するために少し胸を張った。威嚇が功を奏し、ショッピングモールに入ることができた。

本屋に向かう前に中古のフィギュアやトレーディングカードが売っている店に寄った。しかし、つい先日も買取王国に行き、同じような棚を見たので全然テンションが上がらなかった。

その後、本屋に行って目当ての問題集と、数1・Aの参考書を買った。物事を論理的に考えられる賢い人は数学をやってきていると林修が言っているのを間に受け、勉強しなおそうと思っていたからだ。大学受験の時は理系科目から逃げてしまったので、基礎から始めることにした。

先ほどの不良たちに後をつけられ、バールで頭をかち割られるんじゃないかとビクビクしながらショッピングモールを出たが、不良たちはいなくなっており、無事に帰宅することができた。

家に帰り、早速資格の問題集を解くことにした。30分ほどで集中が切れてしまい、何をするでもなく時間が過ぎた。そうしているうちに仕事を早上がりした彼女が帰宅した。彼女が今日あったことを話してくれ、しばらくおしゃべりした。その後、彼女は夕方から習い事に出掛けて行った。

私は完全に勉強のやる気がなくなっていたので「フォールアウト」というAmazonオリジナルのドラマを観ることにした。見始めて30分くらいはちゃんと観れていたが、途中で集中が途切れてしまう。ドラマを義務感で見続けるほど悲しいことはないと思い、また今度にしようと途中でやめた。働き始めてから映画やドラマがほとんど見れなくなった。特に平日は疲れた頭のまま、しょうもないショート動画ばかり見てしまい、もったいない時間を過ごしたと後悔することがほとんどだ。

ドラマも楽しくないし、かといってスマホを触るのも嫌だと思い、あと30分だけ勉強して、その後ご飯の支度をしようと決意した。スマホもタブレットもリビングに置いたまま、タイマーをセットして自室の机に向かった。今日1日の中で、この30分が最も集中できた。晴れやかな気持ちのまま、ご飯の支度をテキパキとすました。

彼女が帰宅し、昨日よりも少し遅めの夕ご飯を食べた。今日は彼女が疲れていたので、散歩はお休みにした。ご飯を食べ終わり、彼女がお風呂に入っている間にこれを書いた。

本来の生きる目的である趣味などが、仕事に押しつぶされて小さくなってしまうのは本末転倒だ。とても悲しい。


最後まで読んでいただきありがとうございました。




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