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どす黒いエネルギーお姉さん

たぬきちが昼休みに過ごすことの多い場所。それが、コーヒーチェーン店とファストフード店。

職場は大きな商店街の中に位置しており、食事ができる所は、それこそ五万!とあるのに、そのほとんどに行くことなく、上記の2つを選択する日々。

たまに、ちゃんと食事がしたいと思う時は、ご飯屋さんに行くけど。これは以前の投稿でも書いた話で、相変わらずというところ。
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ただ、そのうちのコーヒーチェーン店が、最近どうも居心地が悪い。

その理由は、1人の店員さんが醸し出しているどす黒いエネルギーに起因している。

本題に入る前に、実は同じように、たった1人の店員さんのエネルギーが凄すぎてという店をこの商店街にもう一店知っている。あの弁当屋さんの女店長さんの強烈なこと!全身からあらゆる不満が放たれている。

こちらのコーヒーショップの店員さんも、働き始めた頃のエネルギーはこんなではなかった。(お前は何を知ってるねん!!)

学生のアルバイトが多い職場で、彼女も最初は学生だったんじゃなかろうかと思う。

コーヒーショップでアルバイトってオシャレじゃない!?そんな期待で働いているなという、他のスタッフと一線を画す存在が彼女だった。

歳若いにも関わらず、視野が広く、物腰柔らかで、混雑する、終わらない長蛇の列にひしめく老若男女、日本人、外国人関わらずが押し寄せるオーダーカウンターで彼女はいつもにっこり微笑んで、手早く、そして優しい雰囲気を放って仕事をしていた。

たぬきちは、そういう彼女の働きぶりを、昼休みの度に目にし(ストーカー状態!?)、「ああいう気の利く人好きやわ」なんて思っていた。

そこに変化が訪れた。あれは1ヶ月前だったか。

彼女の顔には、かつての笑顔はなかった。

無表情。仏頂面。能面顔。

相変わらず目はよく動き、何をしていても周囲がよく見えているはず。サッと目が動いて、辺りを観察しているのがわかる。

でも、以前と違う。
困っている人、間違えるスタッフへの反応が明らかに以前と違う。

キッと目を向けて、顔色ひとつ変えず見ている。そう見ている。

その彼女から溢れ出る雰囲気?エネルギーの恐ろしいこと。

たぬきちはオーラ見ることは出来ないが、もし見えたのなら、冷え冷えとした青?いや彼女の無表情の奥には何故か怒気がこもっている。赤?いやどす黒い何か。

彼女のことは名前も知らない。ただ、彼女の顔や骨格が、たぬきちの幼なじみに似ていて、勝手に親近感を抱いていた。

幼なじみは頑張り屋さんで、自ら周囲の困り事を引き寄せてしまうような優しい人だ。

そんな友人に似た彼女もまた、真面目で根は優しいに違いない。

ほかのスタッフが失敗しても叱ることなく指導し、話しかけられれば笑顔で応じている。時折笑い声も聞こえる。

それでも、作業をしている表情が失せた顔面が、余りにも怖い。

そんな彼女が放つ、静かな怒気と冷え冷えとした感情が、店内に溢れだしている。(と、たぬきちには感じる)

何も知らないのにごめんね。

こんなことを書きながら、この店舗には店長の姿がないことに気づいた。過去の経験から、毎日ではないにしろ、ほとんどの割合で店長がいたのに、最近この店舗にはいない。

優秀な彼女は名札にリーダーと書かれている。この店の仕組みは分からないけど、店長は社員で、それ以外のスタッフはアルバイトだと思う。

何らかの理由で長期に渡り店長不在のこの店舗をリーダーの彼女が見合わない給与で責任を負わされているんだろうか?

そんなことを勝手に考えた。昼休みももう終わる。

どうかまた、彼女の優しいエネルギー溢れた姿が見れますよう。

それまでは、しんどいので足が遠のきそうです。悪しからず。

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