先日、家電量販店のカメラフロアで久しぶりに「一番いいカメラちょうだい」と店員に言っている50代くらいの女性がいた。

見るからにお金は持っていそうな服装やカバンだったことを覚えているが、いまだにこんなことを言う人がいるのかと驚きとひさしぶりのシチュエーションにワクワクしながら様子を覗っていた。

その女性が店員と話していたのはカメラコーナーの中でもサードパーティーメーカーのレンズのコーナー。
そしてその後ろはソニーのミラーレス一眼のコーナー。

さて、どんなカメラをオススメするのか?と、他の商品を見る振りをしながらも耳は当然そちらに全集中。

やはりミラーレスの人気機種のαシリーズしかもα6000辺りか？

そんなことを思いながらふとそちらをチラ見するとサードパーティーのレンズ群の中にSIGMAのfpがあるじゃないか!!!!????

あ〜SIGMAのfpを始めての本格的レンズ交換式カメラにしたらと初心者だった頃の僕の思い出の中でシミュレーションしてみる。

「いいんじゃないか！」きっと素晴らしい体験になるに違いない!と強く心の中でコブシを握った。

ただお客さんからこんなことを言われた店員は困るしかない。

何を撮影するために必要なカメラなのか、予算はとか。今の時代カメラと一口に言っても様々で大抵「それならスマホで撮れますよ」に落ち着くことも多いし。

でも、「カメラを買うぞ!」と意気込んで店にまで足を運んだのならぜひこちらの世界に足を踏み入れてほしい。

ファインダーを覗き、ピントを合わせ、シャッターを切る。

この一連の所作に少しでも心地良さを感じるなら、カメラは長くも短い人生の相棒になるはず。

で、結局どうなったかといえば、「一番いいカメラちょうだい」と言ってくるお客さんには店員さんは聞くことがいっぱいあるから時間がかかるので僕の辛抱が先に音を上げ売り場を後にした。

あの女性にとってカメラとのいい出会いであってくれればいいんだけど。

それにしても、一度は予算度外視で言ってみたい「一番いいカメラちょうだい!」って笑

今回の記事はnoteの不具合もあって貼りたかったSIGMAのAmazonアソシエイトのリンクが貼れないけど、それはまた不具合が修正されてから貼ることにします。
直ったらしいのでメンテしました。

今回の写真

今日のトップの写真は今年のバレンタインデーに奥さんからもらったフィルム型チョコが入っていたカメラ型の缶です。ライカっぽいです。

今回、固定記事にしてからしばらく経ったこの記事を見直して改行や文字の装飾をして自分なりに読みやすくしてみた。ということで今日はこの辺で。