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中学校教師 #55 学年主任とは何か

令和5年の4月から中学校で勤務しています。
いずれは小学校に戻ることを考え、この経験を記録に残そうと思います。
異動の経緯や考えは下記参照



先週対応していた問題は今週は大きなことには発展せず、通常通りの1週間を過ごすことができました。すっきり寝ることができたし、早起きも苦ではない1週間。メンタルが重要な職業であると改めて実感しています。


家庭訪問でした

担任の先生方は、毎日家庭訪問に出かけました。
学年主任の私は、家庭訪問に行かず、学校で待機。
できることはなんだろう…と考えながら、あれやこれやとやっていました。

・掃除の指導
・下校指導後のパトロール
・電話対応

そして、家庭訪問から帰ってきた先生方を笑顔で出迎え、「どうだった?」と話を聞く。こんな毎日でした。

担任の先生方は、家庭の希望を聞き、訪問のルートを考え、当日は安全に留意して運転して、各家庭の様々な情報を集める。

中には、とても話が長い方がいらっしゃったり、全然話をしてくれない方もいらっしゃったりと、各家庭で名MCぶりの活躍をしていたのだと思います。
本当にお疲れ様です。

正直、仕事の効率から考えると家庭訪問は廃止しても良いとも思っていましたが、担任の先生方の熱心さにありがたさを感じた1週間でした。


授業は当然

焦らず授業をしています。
教科書の配当時間通りに、機械的に進めるというより、数学の授業において大切にしたい価値観を表面化させるために、問い返しをしたり、思いを語ったりしているので、思ったように授業は進みません。

・どのように課題に向かうのか
・反応、意思表示をすることの大切さ
・仲間との関わり方
・振り返りの大切さ

タブレットも活用し、生徒が数学に没頭する時間を設けたり、生徒とのやりとりの中でクラスがわっと盛り上がるような時間を設けたりしています。
正直、授業の時間はかなり楽しみです。

空き時間があると、ふらふらっと若手の先生方の授業を覗きに行きます。
「もっとこうしたら…」
「こういう意図なんだろうけど…」
と思うことがあります。
どのタイミングでアドバイスすると良いか、検討しているところです。

来週は、勝手に授業研究として数学の授業を公開します。
1時間を指定して、ここ!というものではなく、3年生の数学の授業はいつでもきてください!というスタイルで行きます。

授業において、学校をリードする存在でありたい。
この思いは1年間のテーマになりそうです。


学年を見る・全校を見るとは

些細なトラブルもあった今週。
一報を受けたら、その後の対応について担任と連絡・調整をしました。
「次はこうしよう」
「○○先生が〜をしてください」
と、指針を示すことができたと思います。

まずは担任の先生方が、生徒の思いを聞きながら対応することを基本として、その後に学年主任の私がフォローに入るような形で進めています。
担任の先生方は、トラブルの対応で大変でしょうけど、学年全体を見ている立場としては迷いなく指示をしなければなりません。

今週は、各教科のワークやテストなどの副教材が多く学校に届きました。
職員室の外側に大量に積まれていました。
「このままではいけない!」

誰もが通る職員室前、家庭から集金した学年費で購入した副教材が置きっぱなし。
何かあってからでは遅いということです。実は、これは昨年度も管理職から指摘されたことです。
私の担当の数学の副教材はもちろんのこと、他の教科の副教材もこの場所から移動させなければならない。職員室で声をかけ、動ける人でどんどん運ぶことにしました。おかげですぐにその場所はきれいになり、副教材は安全な場所に移動できました。

校長先生が「去年も言ったんだけどなぁ」と呟いていました。
管理職が大事にしている考え方をきちんと汲み取り、学年部だけでなく職員全体に伝えること、伝わるように動くことが大事だと感じました。
もちろん、私なりの伝え方ですけどね。


GWの前半戦突入。
これまでの頑張りで疲れた体を癒すことができる3連休にしたいです。
しっかり休めば、また頑張ろうと思えるはず。

皆さんも、良いGWにしてくださいね。


【「えがお」を大切に  焦らず、誠実に、前向きに】

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