光村が強すぎる

小学校国語教科書は、4社から出版されています。
みなさんの自治体で採択されている国語教科書はどこの出版社のものでしょうか。
ほとんどの方は光村図書のものではないでしょうか。
私も現任校は光村です。

教科書のシェア率を見てみます。

光村図書 67.8%
東京書籍 19.2%
教育出版 12.0%
学校図書  1.1%

内外教育2022年1月25日付

光村が圧倒的シェアを誇っていることが一目瞭然です。

令和6年度は教科書改訂の年で、学校図書は撤退するようです。「学びの手引き」ページが充実していて好きだったので残念ですが仕方ありませんね。

以前勤務していた自治体は、東京書籍を採択していました。初任の頃から、先行実践を探すのですが、なかなかどうも出てきません。
その理由を知ったのが教員3年目でした。光村が圧倒的だからですね。

余談ですが、光村の6年生教科書に森絵都の作品が載るというのを聞いて悔し涙を流したものです。完全な主観ですが、光村の教科書は時流に乗り、先端を行ってキラキラしている感じがします。

さて、書店の国語科コーナーを見てみます。
「明日使える」「板書」「国語授業」といったタイプの本のほとんどが光村の教材です。当然ですよね。全国で7割の先生が光村の教材研究をしているのですから。

そんな現状もあり、「光村以外」の教材研究や実践を少しでも共有していけば少しは世の役に立てるのではないかと考えました。

また、「スイミー」「モチモチの木」「ごんぎつね」「大造じいさんとガン」といった4社全てに掲載されている定番教材もあります。
これらは、教科書を比較して読んでいくと様々な違いが見られてとても面白く、いつもと違った角度から教材研究が進みます。

光村意外だぞ!というみなさま。団結して知恵を集積していきましょう。
よろしくお願いいたします。

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