「ブルアカのマーケティング戦略ってすごいね。」2023年8月13日の日記
今日は昨日の反動で12時くらいまで寝てしまっていた。ちょっともったいない気もしたが、それだけ休めるというのも貴重だと前向きになることにした。
昨日纏めたコミケレポで書き忘れていたことを思い出した。散策途中にpixivコーナー兼休憩スペースのような場所があった。コミケを戦い抜いた戦士が疲れた顔をして座っている真ん中に、大きなモニターが置いてあって、そこには見慣れたゲームのタイトルが映っていた。
Omoriじゃん!
最近やっていたゲームの中でも頭一つ抜けていたと感じたOmoriが目の前に広がっていた。どうやら制作秘話みたいなものを語っているらしい。俄然興味が湧いてきた。少し見ていると、こんな話が聞けた。「ゲームより先に曲が完成していて、それに沿ってストーリーを変えることもあった」「『スイートハート』」というキャラクターは追加ボスにする予定だったが、あまりにも曲が良すぎたため、メインストーリーのボスへと変更した」。
だよね~~~~!!
なんか、驚いたけど、全然納得できるというか。私も初めて聞いた瞬間、なんかよくわかんない笑い方してたし。ふひひみたいな。興味ある人は聞いてみてね。あとゲームもやってみてね。
同じような記事あったので、詳しく知りたい人はそっちからでも。
今日は少し気になったことを考えてみる。それはブルーアーカイブというゲームの流行り方の異常さである。かくいう自分もドはまりしているわけなのだが、それにしては急に「ドカーン!」と来たような気がする。結局何が凄かったのか。思い当たる節を「予想で」考えてみる。(答え合わせはそのうちするかも)
まずはそのストーリーの面白さを挙げたい。サービス開始~前半に行った種まきを「エデン条約編」、ひいては「最終編」で一斉に回収するあの雰囲気……。まるで一つのコンシューマーゲームをしているかのようだった。特に最終編はストーリーの更新をものすごいスパンで行うことで、「飽きる前にズバッと終わらせるぞ!」という最近の流行り廃りに乗っかったマーケティングをしたように思える。実際、そのおかげで、最終編付近はずっと何かしらのワードがトレンドに居座るような異常事態になっていたと思う。それで興味を持った人も多いのではないだろうか。
そしてブルーアーカイブは、広告戦略が上手いと思う。テレビCM、駅広告なども大々的に行うが、個人的には「そんなもの出すの!?」というグッズ展開や、コミケにおける立ち回りなどを掘り下げたい。
ブルーアーカイブというゲーム、今までのソシャゲでは「ノーとしかいえないライン」を平気で跨いでしまうのがプレイヤーとして面白いとは思う。例えば___
DLsiteでのASMR販売
いやこれすごい。こんなの真似できないもん。
これをするにはターゲット層を絞りに絞らなければならない。最近のソシャゲだと「プロジェクトセカイ」で考えてみよう。
このゲームで例えたのは、ひとえにこのゲームも私の大好きなゲームだからだ。しかし、プロジェクトセカイのターゲット層は若年層側に幅広い。確か4歳からってストアに書いてあったと思うが、そんなゲームでDLsiteに商品を出したら、クレームの嵐だろう。「うちの子になんてことを教えてくれたんだ!」って。
これは何もプロジェクトセカイだけの話ではない。逆だ。ブルーアーカイブが逆転の発想で、「男性なら誰もが知っているがブルーオーシャン」を掘り当てたのが凄いのだ。これから真似していく企業は増えるだろうが、「ブルーアーカイブ=ASMR売ったやべーゲーム」という口コミで増えるのは、後にも先にもこれだけだ。
次に挙げたいのは、上層部の視察の凄さだ。ブルーアーカイブはコミックマーケットにて頭角を現してきたころ、別の意味で話題になった。
「キム・ヨンハが来てる。同人誌を買ってる……」という目撃情報が多数寄せられたのだ。同人とは基本、キャラクターを借りた二次創作のことを指すのだが、これは「基本アウトである」。著作権など様々な法に引っ掛かりそうなグレーではあるが、これは大抵、そのゲーム、ひいてはアニメを作った人たちの「黙認」によって行われている。しかしこのブルーアーカイブはこのコミケもブルーオーシャンだと思ったらしい。「統括pが自ら足を運んで買いに来ている」というインパクトをトレンドに残し、自ら買った商品を読むことで、市場での流行を正確に見分け、更に、特に良かったものには公式案件にも発展させることで、絵描きさんなどの創作意欲も搔き立てる。一石三鳥くらいの一手である。さらに後述のインターネットミームにも繋げることで、勝手にこの一手の規模が大きくなっていくという、念入りに計算された行動だったのだ。流石統括p、国を跨いでまで来るわけだ……(畏怖)
最後にインターネットミームについてだ。直接的な流行とは言えないかもしれないが、「知ってる!」の幅を広げるのがインターネットミームだ。ほとんどユーザーが勝手にやっているものなので、戦略とは言えないかもだが。
まず、言わずと知れたこれ。
Let's GO!!!!!!!!!!!!!!!
ブルアカミームといえばこれ。曲のインパクトが凄まじく、shortsなどで知った人もいるのではないだろうか。「これブルアカの曲だったの!?」は誰しも通る道。
動いてないのに暑いよ~~~
水おじこと水着ホシノの「暑いよ~」がふにゃふにゃで、インターネットのおもちゃになってしまった。下のやつで無限に笑える。
最後にこれ。
ブルアカで抜いた生徒を庇うヤンクミ……なのだが、年齢制限がかかっているみたいだ。別の動画に差し替えようとも思ったが、まあ面白いからいっか。
動画以外にもブルアカはとにかくミームが多い。アリスダンス、絶対に許さんぞ!陸八魔アル!サオリ土下座ミーム、ミカゼミ、「覚悟」……挙げたらキリがない。こういうインターネットの悪いノリが続く限り、ブルアカは流行り続けるのだろう。
ラーメン酢っていつ使えばいいのかわからないな。
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