#M27 Every Little Thing「fragile」

今回取り上げるのは、2001年の楽曲Every  LittleThing「fragile」です。
「フラジャイル」ではなく「フラジール」と読みます……と私が言わなくても有名な曲なので言うまでもないですね。

21世紀最初にチャート1位を記録した曲でもあります。

……と言いつつ、リアルタイムでこの曲はあまり聴いていませんでした。
21世紀になった瞬間、というかその前後が忙しすぎて、音楽はもちろんテレビも観る暇もありませんでした。
まだ社会人じゃなかったのに……。

20世紀から21世紀に変わる瞬間はいろんなイベントがあったはずですが
私は1/1の朝5時からのバイトがあるからって寝てたような記憶がありますね。。
世間のイベントに興味のない奴だったんですね。

Every Little Thingは1996年にデビュー、当初は持田香織、伊藤一朗、五十嵐充からなる3人組ユニットでした。
当時全盛期のglobeのようなメンバー構成のユニットが出てきたって思った記憶がありますが、
(その辺は、当時、小室哲哉とavexの関係性があまりよくなかった事情も絡むと言われてますが……詳細は他Web記事などでご確認ください)
私はELTはELTの魅力があると思っていて当時は聴き漁っていました。

3rdSingle「Dear My Friend」とかは周りの女子がたくさん歌っていました。
持田香織の人気もあり、ELTは出す曲出す曲がチャート上位にランクインし
1997年デビューの浜崎あゆみらとともにavexの顔となっていきました。

転機が訪れたのは2000年、それまでほとんどの楽曲を作っていた五十嵐充の脱退でした。
世間に疎くなっていた私の耳にも入ってきたので大きな出来事だったと思います。
脱退理由は他のサイトなどにいろいろ書かれていますが
当時の私が単純に思ったのはメインで作曲していた人が抜けちゃったらもうダメだろうということでした。

周りもそんなことを言っていたような気がします。


が、そんなことはありませんでした。


2人組となってからのELTは新たな光を放ち始めました。


16th「愛のカケラ」で新体制の楽曲を発表し(これも名曲)、
この「fragile」で1位を獲得し、3人体制時代を含めてもELT史上2番目の大ヒットとなりました。
その後も何曲もヒット曲を出し、2人体制になってからのELTは確固たる地位を築きました。
「Graceful World」や「キヲク」など名曲もたくさん生まれました(一部、怪曲もあるが……)

当時最盛期のテレビ番組「あいのり」の主題歌として流れていましたが「あいのり」の主題歌では一番、番組にマッチしていたような気がします。

で、当時の私は冒頭のとおりリアルタイムでは聴いてなくて
といってもそんな遅れてでもなく
2月ぐらいに聴いていました。

まだ冬だったので
朝も夜も寒かったですが
よく晴れる日が続いていたので冬でもどこか陽気でした。

まだMDウォークマンの時代で
イヤホン越しに聴こえた世界は美しくて
「にぎりしめたその手をもう離さない」の部分の転調がすごく好きでした

2001年は21世紀のはじまりですが
個人的には人生の大きな分岐点となる年で
もし人生最大の影響が発生する場所があるとしたら2001年なんだろうなと思います

そんなfragileのMVですが
キレイな映像ではあるのですがいまひとつわかりにくいところがあります。
が、
乗り込もうとしたタクシーが先の車か、後の車かでその後に起きることが分かれるというドラマ仕立てなのは伝わりました
(次シングルの「Graceful World」で続きがわかる。いや、これもわかりにくいが)

このMVにあったみたいに
私も、あの日あの場所でどんな行動を選択したかでその先に繋がる未来が大きく変わる出来事がありました(曖昧に書いていますが、色恋沙汰ではないです)。

fragileを聴くたび、そんなあの日の出来事を思い出します。


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