M#25 TM NETWORK「Still Love Her」

2023年も終わる頃に、もう1つだけ何か書こうかなーと思って書いてます。
今年は唯一行くことができたのがTMのライブでした。
あと何度行くことができるのかなーなんて思いながら参加しました。

で、今年最後の投稿は「Still Love Her」です。

私が学生の頃にカラオケに行くとたまにこれを入れる男子がいて
何で知ってるの?と聞くと、
「CITY HUNTERで聴いたことがあるから」
という答えが返ってきたように
TMのFanksでなくてもこの歌は「CITY HUNTER」効果で知名度が高い曲となっています。

私の周りで、TM NETWORK(TMN含む)の曲の知名度は
1位は「Get Wild」だとして2位争いで「Still Love Her」が来ると思います。
対抗は「BEYOND THE TIME」、「LOVE TRAIN」、「一途な恋」あたりですね。

「一途な恋」を除くとリアタイで聴いていない人が多い私の世代の中で
「BEYOND~」の知名度が高いのは
あとから「逆襲のシャア」を観た男子内での知名度ですねw

で、
「Still Love Her」ですが、私はいつ聴いたのかな。TMが終了後なのが間違いないのですが。
「CAROL」を友人に借りて
たまたまこの曲が流れてきて「あれ? これ聴いたことあるな」と思ったことを覚えてます。
TMと意識せず聴いたのはアニメで聴いたときですが
TMを意識して聴いたのは終了から1年以上経ってからだったような気がします
(世間はTKブームだった)

当時の十代前半の私は、まだ海外に行ったことがなくて
ロンドンで書かれた歌詞というのを小室みつ子さんのエッセイか何かで読んで
「ロンドンのイメージ」をこの曲に持ってます。
冬の枯れ葉舞う石畳の道の街を、行ったこともないのにイメージしていました。

雪国育ちのせいもあって
私の冬のイメージには基本的に「雪」の情景が浮かんでくるのですが
この曲は冬のイメージであっても雪は出てこなくて、
「世界の〇窓から」か何かで見たイメージであろうロンドンの景色を思い浮かべます。
日本の冬ではないですね。

大人っぽい世界だなーと思って憧れながら当時は聴いていました。
もうすっかり大人になったわけですが
未だにロンドンに行ったことはありません。
一度は行ってみたいですがもうパスポートの期限はとっくに切れているしなぁ……

枯れ葉舞う街のイメージと書きましたが
こう書くと物寂しい冬のイメージってことになると思うんですよね。
もちろん冬の寒さみたいなものを感じはするのですが
この歌の不思議なところは
どこか温かみもあるというところなんですよね。

CITY HUNTERのエンディングに入るときも
最後のワンシーンで絵のタッチとなってこの曲がフェードインしてくるのですが
その絵も多くの場合は温かみのあるものだったせいがあるかもしれません。

さらには歌詞の終わり方にもあるのかなぁと。
歌詞の世界自体は、大切な人と離れたことを書いているんですよね
歌をきかせたかった、想いが伝えられなかったと過去形で述べているし
時がとまったままの心であるということは(私が好きな歌詞の部分ですが)
大切な人と離れたところで止まったままということなんだと思いますよね。

歌詞に出てくる風景描写なんかも物悲しさを伝えるのですが
最後の一行として「僕はここで生きていける」という言葉が
ウツの優しい声に乗ってこの曲に温かみを与えている思います。

私は幸運にも来年も今の場所で生きていくことができそうです。
ネットの中でもたぶん同じ場所で過ごしていくと思います。

Web小説側のアカウントでもたくさんの人に読んでいただけて
幸せな場所にいるなぁと思っています。

来年もよろしくお願いします。

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