#M30 TM NETWORK「夏の終わり」

記念すべき(?)30回目の楽曲紹介は
TM NETWORK「夏の終わり」です。

私はすごく好きな曲ですが
一般的な「知名度」という意味ではそこまで高くないのではと思っています。
TM NETWROK本体のライブではまだ披露されたことがないそうです。
ただし、宇都宮隆ソロライブでは披露されています。
「Dragon the Carnival」のときですね。

中野サンプラザでこの曲を聴いたのですが
最初はFanksとして情けないですが「え? この曲なに?」となってしまいました。
最初は「さよならの準備」かなぁとか思ったんですよね。
「EXPO Crazy 4 You」のライブビデオで聴いたときのような感覚でした。
が、そんな古い曲ではなくて
むしろ2000年代に発表されたものです。

「SPEEDWAY」というアルバムに収録されています。

「SPEEDWAY」が発売された頃は人生彷徨い中だったので音楽にあまり浸れてなかったんです(言い訳)。
「Welcome 2 back」もあまり聴いてなかったな(買いましたが)。。。

ウツのライブでは、
キーボード3人(土橋安騎夫、浅倉大介、nishi-ken)+ギター(北島健二)という変則的なバンド構成で
そんな中で「夏の終わり」を聴きました。

2月のライブだったと思うのですが
身体に染み込んでいくようなバラードで
私は文字通り立ち尽くしたまま聴き入りました。

「夏の終わり」というタイトルではありますが
夏のこと自体を歌っているわけではなくて
むしろ「冬のはじまり」という部分もあり、「春を呼ぶ」として締める歌でもあります。

小室哲哉の世界観が出た歌詞に
どう読み取ればいいのか悩まされます。

この曲が出た頃のTMは「RED CARPET」のような
大人になってから過去を振り返る栄光の日々への懐古のようなものが多いです。
2023年もライブで披露されている「ACTION」も大人の曲ですよね。

そんな中、この「夏の終わり」は「SPEEDWAY」の中では異彩を放っています。
青春の残り香みたいなものが感じられます。
どこか懐かしい、どこか切ない、素敵な曲です。

個人的なことですが、
この曲をもとにした小説で賞をいただくことができたことがあり
思い入れの深い曲にもなりました。


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