#M29 TRF「masquarade」


2024年もあっと言う間に1ヶ月が終わりそうです。
何か成し遂げたかと言われるとわからないですが……。

さて、今回はTRFの「masquarade」です。

この時期の曲を書くときは大文字「TRF」ではなく小文字「trf」と書きたくなりますね。。。。

この頃のTRFはまさに絶頂期で
「CRAZY GONNA CRAZY」
「masquarade」
「overnight sensation~時代はあなたに委ねてる~」
と3枚連続のシングルリリース、そして3枚連続のミリオンセラーを記録しました。

前年の「survival dAnce」「BOY MEETS GIRL」と合わせると
なんと5枚連続のミリオンセラーとなります。

私はこの時期、「HEY HEY HEY」を毎週のように観ていました。
塾がなくて、部活も早くを終わる曜日が月曜日だったので
ほとんど毎週のように観ることができました。

1995年1~3月の頃って
TRFは毎週のように出ているイメージでした(実際はどうだったのかわからない)。
ダウンタウンにも「もう屋上に住んだらー?」と言われてた記憶があります。

それぐらい出演していて
正直、出ていても珍しいとは思わないぐらいで
町の中でもあちこちでTRFの楽曲を聴くことができました。

で、この「masquarade」。

前年までの流れの延長としてあったと感じている「CRAZY GONNA CRAZY」とは全く毛色が違う重たい音が響く楽曲になっています。
ディストーションサウンドが響くという点では、同じ時期に発売された(ような気がする)篠原涼子の「もっともっと……」でも鳴り響いているので
この時期の小室哲哉がやりたかった音楽の方向だったのかもしれません。

十代前半の自分がイメージしていたシンセとかのデジタルサウンドの中に
全く存在しない方向性で「こんな音楽もあるんだ」と私の視野を広げてくれた曲でもあり
3ヶ月連続リリースの中では一番印象に残っている楽曲です。

当時の友人に「今度のTKはギター鳴りまくりだね」と言ったら
「違うよ、あれはシンセで作った音なんだよ」
と言われた記憶もなんだか懐かしいです……。



この歌が流行った頃は、私の地元は雪がすごくて
いちばん近いCDレンタルのお店までは自転車で20分でいけるのですが
大雪では行けるはずもなく
私はこの曲をカセットテープに録音できなくて
ラジオで2番の途中まで流れたのを録音して聴いていました。

インターネット上から音楽を購入できる昨今、
あの頃のCDバブルの時代が、この頃は少し懐かしく思えます。


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