閃光のハサウェイ 感想


閃光のハサウェイを劇場で鑑賞しました。映画館に行く事自体がかなり久しぶりでした。やっぱり映画は映画館で観るのが素敵で良い事だと再確認したので、感想を垂れ流したいと思います。以下ネタバレ注意。

ガンダム作品って基本的に宇宙でもバンバン音が鳴る(じゃないと寂しすぎる)のですが、今作は基本的に大気圏内での戦闘だったので序盤のハウンゼン周りやΞの空中受領で意図的に無音や吐息のみの演出が映えていましたね。空中受領は特に緊迫感があって良かったです。

メッサーとグスタフ・カールの市街地戦のシーン。音響、ライティング、構図などどれをとっても一級品の出来でした。数十トンもある鉄の塊が、バーニアで重力に逆らって動いている表現。ビルに着地するグスタフ・カール、その余波を食らうハサウェイとギギ。MS同士の白兵戦がいかに生身の人間にとってスケールの違いすぎる物か。

SFS(サブフライトシステム)が無いとMSが空を飛び続ける事は基本的に出来ません。劇中では、グスタフ・カールもメッサーもSFSに乗って移動して、自由落下しながら戦っています。

だからこそ、ミノフスキークラフトを搭載したクスィーとペーネロペーの対決シーンが異質に映えます。ミノフスキークラフトを積んでいると空を自由に飛べるわけです。
ペーネロペーの尻尾のようなユニットの動く様、肩の黄色いユニットが順番に光り輝く様…まるで生き物のような演出。そして基本的に暗いロケーションで戦っているので、ビームサーベルでの鍔迫り合いシーンがより一層派手に映ります。美しかった…
次回作で明るいロケーションでの戦闘や宇宙での戦いも期待しています。

ガンダムシリーズはかなり観ている自負のあるオタクですが、振り返ると宇宙世紀作品はあまり観ていないことに気づきます。記憶がしっかりあるのは初代、08MS小隊、F91ぐらいで、ハサウェイに繋がる逆シャアは朧気な記憶しかありませんし、最近のUCやNTは一切未履修。ゲームやwikiで聞きかじってはいるので何があったのか大雑把に理解はしていますが、ハサウェイとクェスの関係、シャアとアムロからの影響などかなり重要な要素だと思うので逆シャアを見返したいと思います。

続編も楽しみです。やってみせろよ、マフティー!


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