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【ツェルニー40番】No.1からレッスン再スタート

 新しいピアノ教室に移ってから、このnoteではレッスン記録を記事にしていませんでしたが、順調にレッスンは進んでいます。

 最初に教わったのはグリンカ/ノクターン「別れ」。次に私の好きな曲で以前の教室の発表会でも弾いたグラズノフ/パストラル。そして、以前の教室で強制退会の原因となったフランス組曲の中から、バッハ/フランス組曲 第5番 ジーグと3曲習いました。

 ジーグはすべてノンレガート(スタカート)で弾くように直されて、すごく苦労し、つらかったですが、華やかでテンポも速い、好きな曲なのでレッスンは楽しかったし、何とか弾けるようになってよかったです。ほんと先生に感謝!

 でも、先生がおっしゃるには「本当はこの曲はもっと速く弾くのですよ。。。」とまだ私のテンポに不満そうでした。

 そう、新しい先生は以前の教室の先生と違って、「ゆっくり弾け!」とは決して言わないところがいいです!(というか、逆にもっと速く弾けと言われることが多いです。。。)

 私も今までピアノを練習してきて自分なりに行き着いた考えですが、結局、ピアノのテクニックっていかに速く弾くかに尽きるのではないかということです。で、ジーグを弾いて自分のテクニック不足を痛感したので、それを改善するために先生にはツェルニー40番を教えて欲しいと強く思うようになりました。。。

 ただ、私を強制退会にした以前の先生のようにツェルニー否定派でイヤイヤ教えるような感じになったらどうしよう。。。そんな心配もあって、新しい教室のアンケートでは、レッスン内容の希望として「何か練習曲をやりたいです。。。」と控えめにアピールしていたのですが、実現できていませんでした。

ツェルニーのレッスンが始まったきっかけ

 そんなある日、私の前のコマの中学生の生徒がツェルニー40番を弾いているのを偶然聴くことができました。おお! この先生はツェルニー否定派ではないっぽい! 早速、先生に話かけてうらやましそうな顔していると、先生に気づいてもらえて、

そういえば練習曲をやりたいと言っていましたね。別に曲のレッスンをする前にツェルニーを弾いてもいいんですよ?

と言っていただけました!

なので「待ってました!」とばかり、毎回カバンに忍ばせていたツェルニー 40番を取り出し、早速、No.1からやり直しで見ていただくことに。No.1は前の先生に合格をもらっていましたが、あの教室での最後のレッスンでしたし、まともなレッスンしていただいたとも思っていなかったので、あてにならないので。。。

そもそも離鍵が遅いと指摘される

で、スケール主体のNo.1ですが、早速、以下の根本的なテクニックに対するダメ出しをされました。

離鍵が遅くて、音が重なってしまっています。ツェルニーはほぼレガートで弾かなくてよいです。パラパラと音をバラかしてノンレガートで弾くものです。そもそもそういう練習なので。

 ちょっと目からうろこでした。確かに30番と違って、40番のNo.1はスラーが全然書かれていないですね(逆に30番のスラーは不自然に長くてこれ意味あるのかな、と疑問でした。。。)

 あと、テンポを上げると音が重なりがちなのは自分でも気づいていて、それがすごく嫌でどうしたらいいか悩んでいました。先生が言うには、

鍵盤に指を押し付けて弾いています。それで指を上げるのが遅くなっている。もっと指を動かして、速く指を上げてください。

なるほど。これは、以前の先生にとにかく「鍵盤の深いところで弾いて! 鍵盤の中で弾いて!」の一点張りのダメ出しをされていた影響で、訳もわからず深く弾こうとして、指を鍵盤に押し付けるような弾き方になってしまったせいかも。

指を上げろなどと言われると、何だかハイフィンガーといった古い弾き方をしろと言っているのかと誤解しそうになりますが、そうではありません。

新しい先生はあくまで打鍵した後に指を上に上げるスピードを速くしろと言っています。打鍵時は指を上に上げて叩き下ろしはしません。

この離鍵のスピードを上げるにはどうしたらいいか。

全部スタカートで弾いてください!

ですよねぇ。。。
でも、ジーグで散々やったので、全部スタカート弾きはもう慣れたもの。さっそくその場で弾き始めます。そのとき、なるべく鍵盤から指を離さずに、鍵盤の中できちんと指を動かしてスタカートを弾くように注意しました。

やはり、スタカート弾きは効果がありますね。
その後、普通に弾いたところ「だいぶ良くなりました」と言っていただけました。

あとは、以下のフレーズで裏拍で音の高いF(ファ)がアクセントになってしまっていたのを、きちんと赤線の表拍D(レ)がアクセントになるように直されました。

これ以外にもアクセントのずれの指摘をされ、それを修正してめでたく合格になりました!

次は左手スケール主体のNo.2です。

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