#95 バッハ/フランス組曲 2番 メヌエットⅠ/Ⅱ 合格
あくまで、今まで習ったアルマンド、クーラント、サラバンド、エールに比べてですが、今回のメヌエットⅠ/Ⅱは譜読みは楽。ある程度、すぐ弾けるようになったのですが、そのせいなのか、ダメ出しも基本的なことを中心にしつこくされました。
いつものダメ出し
フレーズの不適切なところで音が抜けている(そういう癖がついている)
左手が聴けていない
3拍子に聴こえない
メヌエットⅠの最後の部分の弾き方がおかしい
メヌエットⅡで転調している部分を表現できていない
など。
1~3は、毎回ダメ出しされていること。しかし、1のタッチの修正のために、全部、強音で弾かされたのには参った。凹む。こういうのはツェルニーにだけにしてほしい。。。
2、3も毎回言われていますが、基本的にある程度、曲を弾きこんでからでないと修正できないので、あまり気にしないことにします。
4については何度言われても先生の言っていること、要求していることがよくわかりませんでした。
初めてコードの分析をしてみた
5については、どのように転調しているかは特に教えてもらえなかったので、自分で調べることにしました。初のコード分析です。
コードについては、私は子供のころに教わった「続く感じの和音」「終わる感じの和音」を感覚的に把握している程度でしかありません。なので和声分析といっても、実際に右手のメロディに合う自然な和音をピアノを弾きながら見つけ、それをネットで調べたにわか知識で確認するといった作業をしただけです。なので、ところどころ間違っていると思います💦
先生が特にダメ出しした箇所はここ。
ハ短調(小節番号5)からト短調(同6、7)に変わるところですね。
って変わるのはわかるんだけど、最後1カッコ2カッコのGを、ⅠからⅦのコードで表すとわからなくなる。。。
これってもしかすると、さらにト長調に転調しているのでしょうか。。。
でも、そうするとト長調の次は変ホ長調に転調するので、なんだか調の関係性がわからなくなる。。。
もしかすると、最後はト長調:Ⅰではなくハ長調:V? で、繰り返しに戻るときは、同主調のハ短調へ、先に進んで変ホ長調になるときは、同主調の平行調扱いをしているということか?
まぁ、私のコード分析なんてこの程度ですね。。。
実際、次の2回目のレッスンで先生は私のコードの書き込みを見てもスルーしていました。「オマエのコード分析なんて無意味だし、そんなのどうでもいいから感覚的に弾き分けろよ」ってことなのかもしれません。。。
レッスンは相変わらずダメ出しばかりでしたが、先生は日付と○を付けて先に進もうとしたので、「さんざんダメ出しした後に○を付けるって、それはおかしいんじゃないの?」と苦言を呈したら、
と拗ねながら消しゴムで○と日付を消し始めたので、「いや、もういいですよ」というのをお互いに押問答した後、結局、○は取り消しにすることになりました。もうちょっと、メヌエット続きます。
メヌエットⅡはTrioとして弾く
3回目のレッスンでは、転調部分以外にもメヌエットⅠとⅡの弾き分けに関してダメ出しされました。
とのこと。もしかすると、各調性をイメージする色彩感(例えば、ハ長調は白など)の話をしている? でも、ⅠもⅡも主調はハ短調で同じだよね?
「要するにメヌエットⅡをTrio(中間部)として弾けってことですか?」と聞くと、そうだというので、以前、弾いた「ホルベアの時代より」の第5曲「リゴードン」のTrio部分をイメージしてゆっくり弾いてみます。
と、先生はちょっと不満のようでしたが、一応及第点だったようです。
で、この先生はいつもダメ出しするだけしておいて、あとは放置することが多いので、最後に1~5のダメ出しポイントを私のほうから確認しました。
1のタッチ(音の抜け)はまだ残っているところがあるので△
2は、左手は聴けるようになったとのことで○
3の拍子感は、3拍子に聴こえるとのことで○
4ですが、結局、メヌエットⅠの最後の直前の小節で急いで弾いてしまうことが違和感の原因だということが判明して、そこが直せたので○
5の転調の表現は出来ているときと出来ていないときがあるとのことで△
といったところでしょうか。こういうのをちゃんと教えてくれず、勝手に○付けて進もうとするところが、この先生の困ったところだな、と改めて思いました。
タッチの問題はなかなか治らないというか、これはグランドピアノにしないと治らないんだと思い始めています。円安の影響の値上げ前に、もう買ってしまおうかな。
で、一応、合格になりましたので、先に進むことにします。次はジーグです。
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