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【ツェルニー40番】No.2は発展途上状態だけど合格

No.1が右手のスケールの練習なのに対して、No.2は左手のスケールの練習。正直、左手のスケールは苦手だ! 特に下降系

誰でも利き手が右手なら、比較して左手は苦手だと思いますが、私は50歳過ぎてピアノ教室通いを始めた当初は右手は比較的よく動きましたが、本当に左手がダメで親指の指くぐりをするたびにガクガクと手のひらが下がり、まともにスケールを弾けませんでした。。。

でも、強制退会になった以前の教室で自分なりに真面目に3年間練習を継続した自負があり、左手が当初よりはるかに動くようになった実感はあるのです。

それでも左手は苦手意識があり、実際の曲を弾くときに何故うまく弾けないのかとずっと悩んでいました。例えば、以前の先生に習ったベートーヴェン/ソナタ 10番 3楽章(スケルツォ)のこの部分。

同じく9番 1楽章のこの部分。

左手のスケールって、いわゆる低音楽器が前面に出てくる曲の中でエモい部分なので、この部分がカッコよく弾けないのはかなりストレス。だから、何とか改善したい。。。

で、新しい先生にNo.2を見てもらったわけですが、

No.1のときと同じです。左手の指の離鍵が遅いです。もっと指を動かして。全部スタカートで弾いてください。

とのことなので、スタカート練習をやり直して来週に持ち越しとなりました😿


スタカートの効果を実感する半面、リズム練習には疑問符

で、自宅で全部スタカート練習をしたわけですが、自分なりに前より動くようになったと思っていた左手、実は全然指が動かせていなかったというのがよくわかりました。特に4の指。

4の指が弱いから転んでしまうんですね。。。

スタカートすると実は指先をきちんと動かして弾いているわけではなかったということが丸わかりになります。なので、無理やりにでも指を動かして、スタカートで弾きなおす練習を繰り返しました。

無理やりなので最初のうちは指の筋がピキっと引きつったような感覚を覚えますが、繰り返すうちに徐々に力が抜けていき、指先をきちんと動かして弾いている感覚、指先まで神経回路が通るようになった感覚が得られ、勢いではなく自分で指先をコントロールして弾いている感覚に変わっていきます。

やはり、スタカート練習はきついけど効果があります。逆に以前の先生によくやらされていた、転んだりしてうまく弾けないときのリズム練習(タータとタターの2パターン)って、実はあまり効果がないのではないかという気がしてきました。

何というか、リズム練習ってリズムを作ることに意識がいって、指先の感覚がおろそかになり勢いで弾いてしまいがちなんですよね。

おそらく、自分で指を意識的に動かす感覚を獲得するには、スタカート練習とか弱い指でのアクセント練習のほうが効果があるんだと思います。


ダメ出しではなく、出来ているところの指摘が何よりも大切

で、次の週に再度見てもらった結果、

以前よりパラパラと弾けています

ということなので、スタカート練習の成果はあったようです。ただ、

この部分、1,2の指で音が詰まっています。でも、直前の1,2,3の指の部分は問題なく弾けているんですよね。何でそうなるのかわかりませんが。。。

とのこと。
どうも2の指でつんのめっているように聴こえるみたいですが、自分で弾くのを注意して聴いてみても親指くぐり前の1、2、3の指で弾くときと、どう音が違うのかわかりません。。。

要するにそれくらい微妙な違いなんだろうか。

ただ、左手の下行スケールは苦手意識があり、自分でも指くぐりにわずかな違和感があることは事実。でも、先生に

直前の1,2,3は出来ている

と言っていただけたので、音の違いはわからないけど、指の動きに関する身体感覚を「出来ている」と言われている部分と同じになるようにイメージし、なるべく注意して近づけるようにして弾いてみたところ。

そうそう。そんな感じです。

と言っていただけました。

そうなんですよね。
レッスンというのは、ダメ出しオンリーではなく、どんな小さなことでもよいから、出来ているところさえ指摘していただければ、それに近づけるべく練習し、修正していくことができるんですよね。

ちなみに、以前のM先生は、「どこか出来ているところはないんですか? 褒められる部分はないんですか?」と、出来ている部分の指摘を何度お願いしてもやってくれなかったです。

何でもいいから、小さいことでもいいから褒めてほしい、と言ってみたところ、ただただ「わぁ、素晴らしい」とか「素敵なジャケットですね」とか「イケメンですね」とかまったくレッスンと関係ない、訳のわからない褒め方をわざとされました。要するにバカにされていたし、意地でもピアノに関しては褒めるものかということだったんだと思います。

このほか、左手の下行スケールの部分で、右手の方は、4分音符を8分音符みたいに和音を短く切ってしまったりしたので、きちんと音価を守るように注意を受けてそれを修正し、ひとまずNo.2はこれくらいにして次に進むことになりました。

先生的には、No.2はまだまだみたいでしたけど、No.3以降の楽譜をパラパラとめくりながら、

左手の練習はこの先いくらでもありますから、次に行きましょう。

ということなので合格にしてもらえました。
次はさらに苦手意識があるアルペジオ練習のNo.3です。

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