心温まる交流

今日は友達に駆り出されて1日映画の撮影を出演者としてお手伝い。
だいぶもたついたので友達はすごく申し訳なさそうだったけど、私は自分が思ったほどイライラしていなかったし、結構楽しかったのでそう伝えた。
日本人的な思考はやめなさいよ、と言われたけれども、それが私の本心だったほで他に伝える言葉は特になかったのだった(実を言うと疲れていたので早めに帰りたかったのだけど笑)

帰りのタクシー。
友達がタクシーを止めてくれて、さらにこの人留学生なのよと値切ってくれた。
お礼を言ってタクシーに乗り込んだ。ドライバーは英語が苦手そうだったので、どこ出身なのと尋ねると、ヨルダン出身とのこと。
いつというわけではないが、ヨルダン渡航の話がかなり現実的になっていたので、ヨルダンのいいところってどこなの、と尋ねていろいろ教えてもらった。
その後、私はたどたどしくアラビア語で自己紹介したり、ラマダーン明けまでここで勉強するんだとたわいもないことを話した。

無事寮にたどり着いて、かなり安い値段で来てもらったしチップを渡してもいいのではと思い、気持ちだけ少し上乗せした料金を渡そうとすると、ドライバーは「アラブではね、親切な人には親切にして、お金をとったりしないんだよ」と、お金を受け取ってもらえなかった。あなたこそ親切だよ、と私は言ってじゃあこれからもあなたを呼ぶからと、ケータイの番号を教えてもらった(クウェートでは普通のこと)。

さすがに当初の料金の半額を置いてきたが、ちゃんと受け取ってもらえただろうか。
日本人がアラビア語を話すというのは、アラブ人にとってはこういうことなのだと実感した日だった。

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