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観客動員を左右する要素

いったい何が観客動員を左右する要素なのか。
Jリーグでのベガルタ仙台のここ10年間のユアテックスタジアムへの動員を元に調べてみました。
(調べてみただけであまり伝えたいことがあるわけではないです。でも結構頑張って調べたのでぜひ読んでいただけたら幸いです)

「天候」「曜日」「順位」「競合」他にもまだまだありますが大きく影響がありそうなものはこれらでしょうか。

直近10年間でJ1に9年以上在籍したクラブはベガルタの他に10チーム(鹿島、浦和、FC東京、横浜Fマリノス 、川崎、清水、名古屋、G大阪、神戸、広島)、これらのクラブとの試合での動員と先ほどあげた変動要素を以下のようにまとめました。(競合となりえるのはレジャー全般、もっというとゲームなど可処分時間を減らすものならなんでもありえるのですが、今回は「地上波での中継の有無」と「楽天のホームゲームとのかぶり」を調べています)

説明

①動員数(黄色はホーム最終戦、緑は宮城スタジアム開催)
②曜日(青は土曜、赤は日曜。数字はキックオフ時間)
③天気
④地上波放映(赤ベタが地上波)
⑤楽天ホームゲーム有無(赤ベタに「ホ」が同日ホームゲーム。「ビ」はビジター、「オ」はオープン戦)
⑥試合前の時点での順位


これらの結果を「宮城スタジアム開催・平日開催・最終戦」という明らかに条件の違うものを除いた平均と、比較したものがこちらです。

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天候以上に「試合の順位」「日曜ナイター」とがマイナス要因として大きそうですね。
※ユアスタは屋根があるスタジアムなので他のチームで計算したらもっと天候が大きく出ると思います。
また楽天の試合はそれほど大きい影響とは言いにくく、地上波についてはまったく影響がありませんでした。


そして各対戦クラブの最少の時だけをピックアップした者がこちらです。

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平日は仕方ないとして、やはり「日曜ナイター」「順位が低い」というが大きそうなのがわかります。

前節の順位別に観客動員数を出した者がこちらです。

前節順位別の観客動員数

下がれば下がるほど低くなるという相関ではりませんが、17位・18位になると極端に動員が落ちています。(3位は母数が少なく平日が多く混ざっているため無視してください。)


さらに、最近は日曜の開催自体が増えています。ここ10年の動員数と各曜日の割合を見てみます。

平日

こうみると、2011年と2013年は平日が多く、ここ数年では日曜が多くなっていることで動員が伸び悩んでいるというのも見えてきます。


順位が低いと周りを誘いにくいという声は聞くことがありますし、ナイターはホームはもちろんアウェイチームが来にくい影響は大きいですよね。ベガサポも関東組多いけど19時キックオフは終電ダッシュになりますし、この二つは鉄板なんでしょう。
ちなみに今年は日曜ナイターは2試合あるもののどちらも18時になったのはいいですね。関東組も来やすい時間になりましたね。


今回、思ったより思ったより楽天が影響していないのは意外でした。そして地上波の影響はまったくでしたね。きっと事前に告知が増えるされることの好影響もあるのでしょう。
そしてやっぱり屋根最高ですね。きっと無意識に屋根の効果を実感してるのかなと思います。



そして今更ですがだいたいこれ読んでるのって、負けててもどんな日程でも行くぜって人が多い気がします。そしてもっと動員増やしたいと思っている人じゃないかなと思います。
「順位」は変えようと思ってかえれはしませんが、「日程」については「こういう企画があれば日曜でもいきやすい」とかはクラブがアンケートしてくれるときにもっと言っていくといいかもしれませんね。

そしてあえて言うと「順位」がこう出たのは残念。
順位低い時こそチーム支えにいきたいですね。

みんなでまた満員のユアスタを作っていきましょう。



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