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Suicaでポイント獲得!登録しないともったいないJRE POINT!

◆今日の要点

●Suicaには、会員制ポイントサイト 「JRE POINT」がある。
●「JRE POINT」は鉄道に乗った時、買い物をした時に貯まる。
●貯まったポイントはSuicaにチャージでき、JRの運賃や買い物に利用可能。
●「JRE POINT」の会員登録は無料

【1】JRE POINTとはどんなサービス

鉄道利用で便利な交通系ICカード。全国にはSuica、PASMO、ICOCA、TOICA、PASPYなど、数種類のカードが存在します。今回はその代表格、Suicaについての話です。

実は、Suicaには利用するたびに、ポイントが獲得できるお得なポイントサービス「JRE POINT」というものがあるのを知っていますか。

この「JRE POINT」は、Suicaの電子マネーを使い、JR線に乗ったり、キオスクや駅ナカショッピングビルなど買物したりすると、ポイントが獲得できるというものです。

貯まったポイントはSuicaにチャージが可能で、再び電車に乗ることができたり、買い物に利用したりできます。

ポイントの貯まり方は利用した方法によって異なりますが、1ポイントは1円として利用できます!

ただし、ポイントを貯めるには、無料の会員登録が必要です。

「JRE POINT」公式サイト

【2】どんな利用で貯まるのか?(鉄道利用編)

(2-1)在来線の利用

それでは、どのような場合にポイントが獲得できるのしょうか。基本は意外と簡単です。それは、普通にSuicaを使い、改札口にタッチを行ない、JR東日本の在来線に乗れば良いのです。これを「在来線乗車ポイント」と言います。ただし、定期券区間はポイント獲得できません。

ポイント還元率はカードタイプのSuicaより、モバイルSuicaの方が多いです。カードタイプのSuicaでは、200円の利用につき1ポイントですが、モバイルSuicaでは、4倍の50円につき1ポイントが獲得できます。

そのほか、首都圏の東海道線、横須賀線、総武線、高崎線、宇都宮線、常磐線、上野東京ライン、湘南新宿ラインなどの普通列車に連結されているグリーン車に乗車するため、 「Suicaグリーン券」を購入した場合も貯まります。これもモバイルSuicaを利用した方が多く貯まります。

(2-2)2021年3月開始の新サービス

3月1日から開始された「リピートポイントサービス」は、同じ運賃の区間を1カ月以内に10回以上利用すると、10回目から運賃の10%分のポイントが、「在来線乗車ポイント」とは別に付加されるものです。これは、同じ運賃区間なら、乗車区間が異なっていても回数としてカウントされることが特徴です。

例えば上野駅からの場合、赤羽駅、亀戸駅、四ツ谷駅、池袋駅までの運賃は168円区間ですが、この場合、前述の4駅のどこに向かっても1回とカウントされ、累積されることになります。

反対に新宿駅までは運賃198円区間、東京駅までは運賃157円区間なので、先程の168円区間には累積計算されないということになります。よく利用するが、定期券や回数券を購入するほどではない区間でも、結果的に割安となります。

なお、1カ月の期間は、毎月1日から月末までの単位で、翌月1日なると回数はリセットされます。

3月15日から開始される「オフピークポイントサービス」は、Suica定期券を持っている向けのサービスです。こちらは、定期券と同じ区間の利用に限りますが、朝のラッシュ時間帯を避けて電車に乗るとポイントが獲得できるものです。各駅ごとに設定された早朝の 「早起き時間帯」に改札入場すると15ポイント、ピークを過ぎた「ゆったり時間帯」に改札入場すると20ポイントが獲得できます。

ただし、このサービスは、首都圏のエリア限定、そして今のところ2022年3月31日までの期間限定です。また、他社線との直通列車や連絡改札を利用した場合は、適用対象外のケースもあり、注意が必要です。さらにJRE POINTのサイトからのエントリーする必要もあります。

「オフピークポイントサービス」「リピートポイントサービス」
キャンペーンサイト

(2-3)新幹線の利用

JR東日本管内の新幹線自由席を、Suicaのチャージでそのまま利用できるサービス「タッチでGO!新幹線」を利用した場合も、在来線と同様に「JRE POINT」が付与されます。

ポイント還元率は、在来線と同様で、カードタイプのSuicaの場合が200円につき1ポイント、モバイルSuicaの場合は50円につき1ポイントです。

タッチでGO新幹線 案内ページ

【3】どんな利用で貯まるのか?(買い物利用編)

買い物でJRE POINTを貯めるには店舗によって異なる2つの利用方法があります。どちらもSuicaをタッチし、電子マネー決済する点は変わりませんが、店舗によっては別に申し込みを行う「JRE POINTカード」の提示する必要ある場合があります。

(3-1)「JRE POINTカード」不要の加盟店の場合

そのまま、Suicaの電子マネーで決済すれば、ポイントが貯まります。駅の中にあるキオスク、コンビニ、自動販売機、弁当屋、飲食店のほか、一部のイトーヨーカドー系ショッピングモール(Ario、イトーヨーカドー、ヨークマート)、ファミリーレストラン(デニーズ、ポッポ)、紀伊国屋書店、コナカ、洋服の青山などが対象店舗となります。

Suica決済でポイントが貯まる店舗一覧

(3-2)「JRE POINTカード」の提示する必要

こちらの店舗では、必ずSuica電子マネーの決済前に「JRE POINTカード」を店員の方に提示する必要があります。

駅に隣接するショッピングモール内のテナントが多く、atre(アトレ)、GRANDUO(グランデュオ)、TERMIANA(テルミナ)、Shapo(シャポー)、Beans(ビーンズ)、LUSACA(ラスカ)、PeRie(ペリエ)、S-PAL(エスパル)、FESAN(フェザン)、GRANSTA(グランスタ)、CoCoLo(ココロ)などが対象店舗となります。

首都圏以外の盛岡、仙台、新潟などの駅ビル、ショッピングモールも対象店舗ですが、JR系でも何故かLumine(ルミネ)とNEWoMan(ニュウマン)は対象外のため、注意が必要です。

「JRE POINTカード」は、ポイント加盟のショッピングモール内にあるインフォメーションカウンターなどで作成できます。

「JRE POINTカード」加盟ショッピングモール一覧

【4】JRE POINTが貯まるその他のサービス

(4-1)「えきねっと」

JR東日本では全国の新幹線、特急列車、指定席のネット予約サービス「えきねっと」も運営しています。このサービスを利用して、特急券、指定席券、グリーン券の予約・購入を実施すると、こちらでも「JRE POINT」を貯めることができます。

「えきねっと」 公式サイト

※「えきねっと」は、2021年6月末にサイトのリニューアルを実施し、さまざまな切符の購入、ツアーの申し込み、レンタカーの予約などができる多機能サイトに生まれ変わりました。販売可能項目は増えていますが、旅行代理店が扱うようなプロ仕様のサイトと疑うほど、難解となっており、切符の取り扱いに慣れていない方は注意が必要です。

(4-2)「JAE MALL」

JR東日本は、通信販売ショッピングサイト「JRE MALL」も運営しています。このサイトで購入した商品に対しも、ポイントが付加されます。

「JAE MALL」 公式サイト

(4-3)JR系のホテルに宿泊する

JR各社のグループ会社には、全国のシティホテル・ビジネスホテルの運営会社もあります。

ホテルブランド名は、「ホテルメトロポリタン」、「ホテルメッツ」、「ホテルフォルクローロ」、「ホテルファミリーオ」、「ホテルアソシア」、「ホテルグランヴィア」「クレメントイン」、「ホテル ブラッサム」などです。

また、「東京ステーションホテル」、「奈良ホテル」のようなクラシックホテル、「ホテルドリームゲート舞浜」のようなリゾートホテルなどの運営も行なっています。

これらのホテルには、会員制共通ポイントシステム「JRホテルメンバーズ」というものがあり、宿泊料金に対してポイントが付与される仕組みです。

「JRホテルメンバーズ」のポイントは、「JRE POINT」に交換可能で、間接的に「JRE POINT」が付与可能なため、この記事に掲載しました。なお、「JRホテルメンバーズ」のポイントは、JR西日本の「J-WESTポイント」、JR九州の「JRキューポ」にも交換することができます。

「JRホテルメンバーズ」 公式サイト

(4-4)ビューカードで決済する

JR東日本は、クレジットカードの運営も実施しています。名称は「VIeW(ビューカード)」で、Suica一体型カードもあります。国際決済ブランドは、VISA、Mastercard、JCBの3種類です。

「JRE POINT」は、ビューカードで決済を実施した場合にも付与されます。

ビューカード 公式サイト

【5】まとめ

最後に「JRE POINT」のポイント獲得方法・サービスをまとめました。これらを参考に、お得に電車に乗ったり、買い物を楽しんだりして頂ければと思います。

JREポイント大1

JREポイント大2


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