私は先日、ミスをした。

私は数日後ある試験を受ける。その試験の願書には""収入証紙"を貼付する欄がある。事前に用意するようメールで連絡は来ていて、そのメールをふわっとしか目を通さず、「あ、""収入印紙"ね。OKOK」という感じで確認した。

収入印紙は一度買ったことがあったので、郵便局に行き指定の金額分購入した。しかし、願書清書の際にメールを確認すると収入証紙(銀行)と書いてあることに気づく。心底焦った。間違えた焦りではなく、高額の収入印紙が無駄になるのかもしれないという恐怖だった。

その日の清書は諦め、早速郵便局に行った。窓口で間違えた旨を伝え、現金化をお願いしたが、当日購入且つ領収書が無いとできないと言われた。税務署に連絡するとなんとかなるかもしれないと言われ、郵便局を後にした。

家に着き、早速税務署に電話をかけようとしたが緊張する。「○○署」の付くところへの電話は声だけであっても、より奥の自分のすべてが見透かされるような気がして、一度テーブルをきれいに拭いてから電話をかけた。音声案内を経て、窓口に繋がりことの経緯を説明した。すると、収入証紙から収入印紙への変更は可能だけどその逆はできないと言われた。

次に県の税金の部署的なところへ電話をかけた。しかし、そこでも対応できず困っていると通話しながら担当の方がパソコンを駆使し解決策を一緒に考えてくれた。が、前例もなく難しいと言ってた矢先、金券ショップなら買い取ってくれるという情報を見つけてくれた。優しい担当の方ありがとう。

次にマップで金券ショップを検索し、自転車で行ける範囲のお店が4店舗あったので一個ずつに連絡した。まず1件目は、自宅から3キロで換金率は50％だった。2件目は大きめのスーパーに併設されている金券ショップで換金率は70％だった。3件目は、ショッピングモールに併設されている金券ショップで、換金率は90％だったが5000以下しか取り扱いがなく断念。4件目は駅前にある金券ショップで値段関係なく90％だった。4件目のところにした。あと、基本的にどこの金券ショップも電話対応は最高でした。(元コールセンターでアルバイト経験あり)

駅前の金券ショップまで自転車を走らせ、小さなそのお店に飛び込み、一枚の紙に少しの個人情報を書込み、無事収入印紙が現金へと変わった。

その次の日、銀行へ向かい収入証紙を買うことができた。

淡々とした日常に起きた非日常。いい刺激となり楽しかった。