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「アスリート」が「ファン」を増やすことについて考えてみた。

「これからファンを増やしていきましょう!」


先月、僕は突然、スポーツ選手になった。

トライアウトを受ける決断をしてから1週間後だ。


そんないきなり言われても、、、

というほどでもなく、「ファンを増やす」ことはもともと分かっていたから、すんなり受け入れることはできた。

できたはいいものの、じゃあ自分にとってファンって誰?

誰が応援してくれるの?

逆に、誰に応援されたいの?

という状況に陥った。


そもそも「ファン」って何?

早速Google先生に頼ってみた。

【ファン】
・ファンまたはフアンは、特定の人物や事象に対する支持者や愛好者のこと。「熱狂的な」を意味するファナティックの略。


ファンと言うと、一方的に応援されているイメージだ。と言っても、その程度は「熱狂的」とまでのイメージはない。

昨年のラグビーワールドカップでは、「にわかファン」という言葉も流行したように、ファンの中でも、「にわか」や「古参」といった分類がされるのだろう。

そして、この「ファン」をベースに他の呼び方を考えてみると「サポーター」「オタク」「信者」このあたりの単語が出てきた。


「サポーター」というと、サッカーのイメージが大きい。実際に調べてみても、サッカーを応援する人というキーワードが出てくる。

【サポーター】
・支持者。後援者。特に、サッカーで特定のチームを応援する人。
・応援するだけではなく、クラブを支えている存在であるという概念からくるものである。

特にサッカーの場合は、地元のチームを応援する文化が根付いている。自分たちの生まれ育った街のチームと、他の街との戦い。

サッカーは自分と相手、どっちが強いかという子供の喧嘩のようなものだと、昔、漫画で読んだ記憶がある。

その子供の喧嘩を背負って戦うのが選手。
それを応援して、自分たちがサポートしているんだ!と自分ごとにまでなっている人はサポーターと呼べるだろう。

ファンはどちらかといえば、よりポップに応援している層の人。
それに比べて、サポーターはもっと情熱的。そんなイメージだ。


続いて「オタク」
こちらは、スポーツの分野というよりも、アニメ、ゲーム、漫画、アイドルといった分野を指している言葉だろう。

【オタク】
・自分の好きな事柄や興味のある分野に傾倒しすぎる人への呼称。ある物事へ一般人よりはるかに熱中している人・詳しい人のことである。

こちらは熱中度。で言えば、サポーターと同じくらいに熱量の高い応援をしているかもしれない。

いや、どちらかといえば応援、サポートという表現は正しくないのかもしれない。

自分が好きなことに対して、自分の興味がそこに向かっている。というイメージだ。自分の知識欲や物欲など、そういった感情が先行して、異常にその対象に対して、詳しくなって熱中しているのではないか。


そして、最後に「信者」
宗教を信仰する人を指しているはずだが、ネット界隈では◯◯の信者だ。というワードも見かける。

・特定の宗教を信仰する者。上記より転じて、特定の個人や団体や主義や製品などに熱中し、異なる主張を客観的に判断できない者。

熱狂的というワードで考えれば、もしかしたらこれが最上級なのかもしれない。

そこまで熱中して応援してくれるなら嬉しい。
そう思うかもしれないが、客観的な判断ができなくなるほどの熱中は、ときに危険だ。少しでもその対象とのズレが起きた途端に、信者からアンチへと変わってしまう、紙一重なものではないだろうか。


さて、ここまで「ファン」というキーワードから「サポーター」「オタク」「信者」と様々なワードで思ったことを書いてきたが、結局、僕はどうしたいのか?

その答えはまだ見つかっていない。


ファン、サポーター、オタク、信者。
そう言える人が、今の僕にいるならこのnoteに♡を押して、Twitterでシェアしてくれるかもしれない。
これは、アスリートや芸能人、インフルエンサーを見てきた勝手なイメージだが。


でも、僕は最近「HADO Xball」という、まだほとんどの人が知らないスポーツの公式選手になって、一ヶ月も経ってない何者でもない人間だ。

Twitterのフォロワーは有り難いことに1000人以上の人がフォローをしてくれているが、それ以外はいたって普通の人間だ。


競技を普及するためには、自分がアスリートとして応援されるためには、
もっとみんなを熱狂させる何かが必要だ。

応援するための理由がないといけない。

スポーツをやって、トレーニングして、結果を残して。それだけではおそらく誰にも届かない。届いても大して響かない。

だからこそ、スポーツだけでなく、自分を表現して、価値、想いを届けることが必要だ。


僕は、何者でもない。

だからこそ、挑戦して、アスリートとしてトップになるまでの過程を見て欲しい。

僕が選手として、まだ知られていないスポーツを、広めていく様子を見て欲しい。


自分なんてどうせ。。。

そう言ってる人に、「あいつでもできるんだ!」
というところを見せつけてやりたい。



その1つの答えは


「文章」なのかもしれない。


今書いているnoteだったり、1100人のフォロワーを超えたTwitterでの発信だったり、やっと月間8000PVほどいった自分で作ったメディアだったり。

大した実績ではないけど、Twitterが人より少し得意だから繋がれたことや任されたこと多々ある。


正直、直接会って話すことはそこまで得意ではない。
決して話せないというわけでも、話したくないわけでもないが、こうやって考えながらタイピングしている方が言葉が出てくる。

それでもオンラインだけでなく、オフラインで会うことはとても重要だし、それがあるからSNSで繋がれているということもわかっている。



僕の言葉で、伝え方で、巻き込んでいきたい。


今の僕にできることは、こうやって文章を書いて発信していくこと。

もっと自分自身を、哲学を、生き様を知ってもらうこと。


「応援よろしくお願いします。」

アスリートはよくそういった言葉を使う。


だけど僕は、

「あなたのチャレンジを応援しています。一緒に頑張りましょう。」


そう言って、1人の仲間として接することのできる人間でありたい。





マイナースポーツの普及活動、アスリート活動に使わせてもらいます!