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大器晩成型(INFJ)


私は正直言って大器晩成型だと思う。

それを言うと「今結果が出てないからと言って言い訳をするな」と言われそうだが、実際そうだ。


思い返してみても、小学校時代から今まで苦労の連続だった。

比較的自由だった大学時代を除き、小中高は毎日が嫌で嫌で仕方がなかった。

文系科目はまだしも、理系科目はさっぱり理解できなかったし、手先が不器用なため、一般生徒の息抜きとなったような体育や図工、家庭科なども嫌いだった。

高校時代の部活は気合いと根性だけで続けたものの毎日地獄だったし、何より学校の「みんなで仲良く」をモットーとした集団生活は大変苦しかった。

そのため「学校に行くのが楽しい」と言う人の気持ちがいまだに理解できない。

この傾向は社会人になってからもあり、10ヶ月で退職した1社目の営業系会社でも大変苦労した。


mbti的にもおそらく私は、均質化されたような一つのコミュニティで上手く立ち回ることが苦手なのだろう。


「人と違った存在でありたい」「今ある環境を全てとは思いたくない」と言う私は、足並みを揃えて、今ある各々の役割を全うし、本音と建前を使い分けながら上手にその組織の空気に染まることが難しい。


はっきり言って社会不適合者であることは間違いないのだが、そんな私でも良いところはある。

後述する3つの長所を生かすことで、将来的には「それなりに悪くない人生だった」と思えるようになると確信している。


まず1つ目の長所が、勤勉さだ。

私は何をするにも不器用で、始めから人より上手くできたものはほとんどないのだが、毎日コツコツと努力を継続することでそれなりの結果は得てきた。

高一の夏休み明けのテストでは、周りの人が遊んでいる中、早めに宿題を終わらせ毎日少しずつ勉強を続けたこともあり、苦手な数学で学年1位を取ることができた。

また、それに驕らず努力を継続したことで内申点の良さで第一志望の大学に推薦で合格を勝ち取ることもできた。

一夜漬けとかその場ですぐに何かを習得することは苦手なものの、「このままではまずい」という危機意識が常にあるため、人がさぼっている時でも常に小さく努力できる力は、今後の人生においても活きてくるだろう。



2つ目が節約節制といった自己コントロールだ。

1つ目の長所とも通じる力だが、比較的自己管理ができる方だと思っている。

N型特有の将来を見据える力が強いため、20代の今から老後に向けてコツコツと節約に励んでいる。

また病気のリスクを考え、おやつやジャンクフードはなるべく控えめにしている。
(土日は結構食べるが)

甘いものは好きなので、ゼロにすることはできないが、少なくとも周りの同僚のように毎日缶コーヒーを飲んだり、唐揚げの上にマヨネーズをかけたりはしない。
(胃腸が弱く少食なのも理由の一つだが)


今は年齢的にももらっている給料はそこまで多くないし、少々身体に悪い食べ物を我慢したところで今日明日の生活は変わらないだろう。

しかし、この生活を続けていれば、10年後20年後、必ず大きな差ができると確信している。


3つ目が異なるコミュニティで人脈を築く力だ。

私は職場に友人はいないし、学生時代も友人が多い方ではなかった。

もちろん内向的で一見無害に見えて実は癖の強い性格であるため、親友が多いわけではないが、社外の友人・知人はそれなりにいる。

共通の趣味を通じたコミュニティやSNSで繋がった人とのオフ会などには割と抵抗なく参加できるためだろう。

基本的に上下関係などで気を遣いたくない人間のため、利害関係や立場を気にせず、フラットに付き合えるような年齢も職業も異なる人たちとの交流は刺激になって楽しい。

去年の末から年始にかけて大規模な人間関係の断捨離を行なったため、現在そのような友人は少ないのだが、必要とあればすぐにサードプレイスを作れる力は強みの一つだろう。

何か一つのものは組織に依存することが嫌いなので、色々なところに頼れる人がいて欲しいからというのが本音ではあるが、実際この力があれば、定年で会社を退職した後でも独りぼっちになることはないと思われる。


以上私の長所をまとめてみた。

全体的に不器用で苦手なことが多く、お世辞なども言えず上司が求めるような「可愛げ」もないため、今後も苦労し続けることは間違いないだろう。

しかし、先を見据えて日々努力し、サードプレイスを作れる力は、今後の人生において複利のように効いてくるものであると思う。

故に私は大器晩成型だ。

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