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アニメ版ガングレイヴを見た話

自分が今気になっているゲームの1つに「GUNGRAVE G.O.R.E(ガングレイヴ ゴア)」というものがあります。

Bullets!Beauty!Badass!
頭悪そうなPVが大変に良いとされていますね。
GUNGRAVE G.O.R.Eは11/22発売予定のTPSで、無尽蔵の弾丸を備えた二丁拳銃とミサイルやらアンチマテリアルライフルやら搭載した棺桶を武器に無際限に暴れまわる「Devil May Cry」や「ベヨネッタ」のような、いわゆる最強系主人公のアクションゲームに近いタイプでしょうか。
バカスカ銃を撃ちまくって気持ちよくなるのは大変健康に良いとされており、"二丁拳銃"ってところがわたくしの性癖にドストライクなんですね。
ガングレイヴ自体は2002年に発売されたゲームであり、今作はその最新作にあたります。

実はこのガングレイヴ、アニメ版があったりします。
丁度原作をプレイしていなかったので、事前に大まかなストーリーを把握しとこうと、視聴してみたわけです。

渋ッ…
OPが渋すぎて、ガングレイヴゴアのPVでイメージが固まってる自分は温度差で風邪ひくかと思いましたよ。

調べたところ、アニメ版はゲームの設定はある程度引き継いでいますが、主人公「ブランドン・ヒート(後のビヨンド・ザ・グレイヴ)」の過去エピソードを主軸にストーリー展開され、ゲーム本編とはほとんど別物に仕上がっているんだとか。
死んだ人間を強化人間として復活させる「ネクロライズ」を受けた主人公と、怪物を手駒に闇社会を牛耳るマフィア組織とのドンパチを描いた作品のはずですが、主人公が何故死んで、どうして生き返ったのかを焦点に当てたストーリーが進行していきます。
そのため、全体的にいわゆるマフィア物のストーリーラインとなっており、OPに写ってる黒づくめのBadassはほとんど出てきません。
何なら蘇生後に服装チェンジした後もすぐにボロボロになるので、OPみたいな恰好でドンパチしてるところもあんまりないです。
加えて、ゲームみたいな派手なアクションはほとんどなく、主に犯罪組織同士の抗争、その中で成り上がる様を描いた作品に仕上がっています。
でも二丁拳銃でヒットマンやってるブランドンはかなりカッコイイです。

犯罪が横行するスラム街で生まれ育った、若き日のブランドンとハリー。彼らはほかの数名の友人とグループをつくって、窃盗や喧嘩に明け暮れるチンピラとして暮らしていました。
酷い目に会うことも多い、粗末な生活。けれど、気心の知れた仲間たちとの日々は、笑顔の絶えないものだったのです。
しかしある日、とある組織の構成員の怒りを買ったことが切っ掛けで、ブランドンとハリー以外の仲間は殺されてしまいます。
ブランドンの想い人であるマリアの育ての親も殺され、絶望に打ちひしがれるブランドンとハリー。その後、ふたりは自分たちの命を救ってくれた男、ベア・ウォーケンが所属するミレニオンの構成員になることを決意。行方知れずとなったマリアが、組織のボスであるビッグダディに引き取られたことも明らかになります。
ブランドンは、マリアの幸せを守るため。ハリーは、より大きな権力を手に入れるため。ふたりはミレニオンの中でのし上がります。

https://www.famitsu.com/news/202008/30204429.htmlより引用

どんどん成り上がり真の自由を手にしようとしているハリーと、どんな形であれ大事なものを守り抜く仲間思いのブランドン、堅い絆で結ばれた2人がだんだんすれ違い、ある日決別する。
そこに至るまでのストーリーが非常に丁寧に描かれており、途中から視聴者は「あ…」となることでしょう。
そして、ハードボイルドなストーリーに、ED「茜色に染まる時」があまりにも"染みこむ"んですよ。

最初は「さわやかなEDだなぁ」と思っていたこの曲も、ストーリーが進むにつれて「うわっ…」と妙に来るようになるんですね。
決別後にEDの演出が少し変わる点も、またいい味を出しています。

最終盤、ブランドンとハリーが再び出会い、引き金を引いたその後、ジワっと溢れてくるものがありました。
思ったものとは違いましたが、これはこれでいいものを拝ませていただきました。
もっと名作として話題に上がっていいものと思うんですけど、多分1話が微妙だったから切っちゃった人が多かったのかもしれませんね。

こんな感じで、ではでは。


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