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甘美なバースデーパワー♡


誕生日には、いまの自分のエネルギーが凝縮されていると思う。


昨日のマイバースデー当日に、大好きな軽井沢の森(・・・というより、熊や鹿がいる山)を歩いた。

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川のせせらぎが空気を澄み渡らせる山道を、ズンズン登ると
浅間山が目の前のお気に入りの場所があるのだけど、


この日はなんと、大きなお腹をヌードにしている妊婦さんと旦那様の撮影会をしていた!


お気に入りのベンチに撮影の道具がいっぱいあって、座れない・・・
ここでゆっくりしたかったのにー!
二人がじゃまーー!・・・と、ポノすることもすっかり忘れ
しかたなく舌打ちしながらも
壮大な浅間山の写真を撮っていたら、携帯電話がなった。


母からだった。


”お誕生日おめでとうーー、直美ちゃん!今どこにいるのー?”

軽井沢の山にいるよ。この後かわいいカフェでランチするーと言ったら

まあ・・・素敵!うらやましいわーを連発していた。


母は、病気を煩い何度も危篤状態をくりかえし
広島の施設に居るのだけど、
このご時世で誰とも面会禁止、
やっと元気になったのに外食も散歩も美容院さえ禁止、
部屋の窓も開けられないの・・・と、
母独特の歌うような美しい声のトーンからは想像もできないくらい
施設に監禁状態らしい。


外の空気はどう?
森の中は、気持ちいい・・・?
と、少女のように興味津々で、
お母さんはどこにも行かれないけど
直美ちゃんが自由で幸せでいてくれて嬉しいわ〜と伝えてくれる母の声に
私は涙ぐんだ。


そのとたん、
目の前の大きなお腹をヌードにして
幸せそうに旦那様に見つめられている妊婦さんが、
私にとっての神聖な女性に変わった。


いつも人ひとりいないこの場所に、
私の目の前に
今にも生まれそうな命を育んでいる女性がいる。


私の誕生日に、ヌードな彼女を見ながら
母の、”直美ちゃんが生まれてくれて嬉しいわ・・・”という声を聞いているのはいったい偶然なのだろうか?


それとも、私が創りだした楽園なのだろうか?


さっきまでは、私のベンチをとったじゃまな二人とこの撮影団が、
母の私へのあふれる愛を受けとった瞬間に
楽園のアダムとイブのように壮大な自然に包まれる女性性と男性性に変換された。


わたしは、母から電話があるまでは
目の前で展開されていることを”愛”としてみれなかった。


母は、このしゅんかん、偶然に電話をしたのだろうか?


わたしはそうは思えない。


じゃまな二人、というわたしの思い込みの記憶が無意識に浄化され、
自然界の万物全てが(お誕生日おめでとう!!)という愛を受けとる器に目覚めさせてくれたのだとかんじる。


その後わたしは、
爽快な気分で約二時間以上も山を歩き
温泉に入って、
かわいいcafeで極上のナポリタンを食べた。


去年亡くなった父は、温泉が好きだった。
夫も、末期に温泉に入りたいと言ってた。
そして二人ともナポリタンが好きだった。


わたしは、マイバースデーに
夫、父、母がもうできないこと、
したいのにできないこと、
体験できないことを
私の体と官能を使って一緒に味わってくれている甘美を感じた。


母のために、生きよう。


父のために、食べよう。


夫のために、今この瞬間を体感しよう。


何よりも、自分のために、自分の人生を、自分らしく全うしよう。


直美を産んでくれてありがとう、お父さん、お母さん。
直美を死ぬほど愛してくれてありがとう、ようちゃん。
そして、マイバースデーにたくさんの愛を伝えてくれた親友や友人のみんな、ありがとう!
(めったに電話をしてこない息子も、山登り中に着信してきた。が、気づかなかった・・・笑笑)


前日に母からのカードとプレゼントが届いていた。
恥ずかしいけど、直美ちゃんのために詩を書いたのよ・・・、と。
ここにはこう書かれていて涙した。



貴方の永遠の幸せを祈るとき

花びら光りて行く手を照らす

直美さんは美の女神さま

白鳩のごとく天かける

つばさ広げて どこまでも光り満ちてー

あなたのまわり よろこびて天使たち集まり来たる。

今の一歩。 永遠への一歩。

ハッピーバースデー!

心からありがとう

母より


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