我が母にまさる母、ありなんや。
2024年、4月4日の朝7時。
母が棺にいれられて
霊柩車で病院から出るそのとき、
桜が満開で
まるで母が笑っているような
せつなくも美しい、やさしい朝だった。
前日に駆けつけたとき、
母には意識がしっかりあり、話ができた。
(まあ、なおみちゃん。大丈夫だから帰ってちょうだい)とか、
もうトイレに行かれないのに
綺麗好きな母は
(トイレに流せるウェットティッシュを買ってきて)
とか、
息も絶え絶えにしっかりと話す母の様子から、
まさか16時間後に逝くとは
想像すらできなか