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一般人がNothing talk in Kyotoに参加してきた!


はじめに

こんにちは!
はじめまして、Verne(ヴェルヌ)といいます。
一般人の私がNotohing talk in Kyotoに参加し、その中で話していた内容についてまとめていきたいと思います。
(初記事投稿でてこずり少し遅くなりました)
おそらく日本で初めて実施されるNothingのイベントだと思われます。

この後、私がこのイベントに参加することにした経緯などについてお話したいと思いますが、
早く本文を読みたい方は目次から飛ばしていただけると幸いです。
経緯から読んでいただけるとより楽しめるかと思います!


参加を決めたきっかけ

私はイヤホンに目がなく、音響関係の機材を見たり使ったりするのが好きです。
かなり数を減らしましたが保有しているイヤホンは47個ほど(本記事執筆開始時点で)

そんな私が、Nothingのイヤホンの評判がいいと聞いていたので買うかどうかを考えていた際に、本拠地のロンドンから開発者2名が来日するとの情報を得ました。
そして、
裏側の話が聞けると知り、即座に参加を決めました。

下記は気になってるイヤホンの一例です。
(無事購入しましたので、近いうちにレビュー記事を書きたいと思います。)
*2月14日追記

上記イベント開催情報は公式twitterの告知で知りました。
調べたわけではなく偶然、イベント開催の情報を目にしました

当時、この告知が私の人生を大きく変えるとは思いもしませんでした。

来場特典(要予約の先着順100名)
早期予約特典で入場特典がもらえると告知にあり、
参加を決断したタイミングで参加申し込みをしました。
応募が間に合ったようでイベント開催前日に下記のメールが届きました

実際に届いたメールのスクリーンショット

当日に会場でオリジナルのトートバックかイヤホンケースの2種類のうち一つをもらえるようです。(各メディアの方は両方もらっていたようです)
私は該当イヤホンをまだ持っていなかったのでトートバックをいただきました。
イベントの実施から1月ほどたっていますがもったいなくて未だ開封できていません。*2月末時点でまだ未開封です。


イベントの実施会場

イベント実施場所は、下記に詳細載せていますが京都の上七軒歌舞練場というところで開催されました。(下記写真参照)
写真は実際に説明会が行われたホール入口から左手側を撮ったものです。
ステージも撮ったのですが写りが悪いので割愛させていただきます。
(写真の提供者がおられましたらあげるかもしれません。)

https://www.tripadvisor.com/Attraction_Review-g298564-d3218669-Reviews-Kamishichiken_Kaburenjo_Theatre-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html
より引用

そして、歌舞練場と聞いてピンとくる方の方が少ないと思うのでwikiのコピペを置いておきます。(私も最初、ピンときませんでした。)

歌舞練場(かぶれんじょう)は、
京都府京都市祇園先斗町上七軒花街にある劇場であるが、同時に芸妓舞妓のための舞踊楽器等の練習場でもある。

Wikipediaより引用

会場入りした時に感じた来場者の印象大多数が大人の男性メディアの方が多く来られていたような印象です。
そんな中、家から近いからなのか学生さんもかなりおられたように感じます。
女性の参加者(おそらく報道、運営関係者)も数名いたかと思いますが少なく感じました。
 
前置きはこのあたりにして
そろそろ本題に入りたいと思います。


イベントの概要、開催地について

Nothing Talk in Kyoto

‘From Concept to Product
Nothing Style Philosophy of Design’

 
Locate:
Kyoto Kamishitijo Kaburenjo
742 Shinmori-machi, Imadogawa-dori Mizen-dori Higashi-iru,
Kamigyo-ku, Kyoto-shi, Kyoto, Japan 602-8381
 
Date:
2023.11.23 13:00~16:00 in Japan Standard Time
 
 

このイベントの要旨について

NOTHNG 流デザイン哲学

・アダム(一人目)、ライアン(2人目)
アダムは日本の製品から受けたインスピレーションについて
ライアンはグリフへのこだわり製品へ込めた願いについて

・4人でのトークセッション
グリフとユーザー間でのみ通じる言語的な意味といった解釈
マーケティング雑誌の話
製作予定のシャツ、コーヒー、ビール
といった内容を通訳を挟みつつを計2時間ほどかけてしていただきました。


また、話が終わった後に施設内の広場に出て交流会と個別質問の時間がありました。


交流会、および質問

そこで、Nothingの刻印がされたどら焼き、カステラとお茶がふるまわれました。
各メディア、個人が今回、登壇された2名に質問したり意見交換などを行いました

参加者がかなり多かったのもあり二人に質問しようと皆さんが並ばれてかなりの長さの列になっていました。
最初は、質問に個数制限がなかったのですが時間的制限もあり
途中から一人一個までと変更になっていました。
交流会に関しては自由退場となっていたのですが最後の方まで残られた方が多いように感じました。(体感で全体の7割)

 概要はこの辺にしてお話の内容について書いていきたいと思います


Nothingの製品制作の理念

ガジェットに革新を
スマホの使用時間の低減

Adam Bates氏
Nothing design 責任者


Inspired by Japan

着想は日本から
幼少期(8歳)に家族とフロリダにあるディズニーランドに行った。
その時に一目ぼれしたゲームボーイ(Nintendo)を買ってもらうために貯金を決意。

公式サイト(https://www.nintendo.co.jp/n02/dmg/hardware/gb/index.html)より引用


姉がいたため早い段階で自分専用のウォークマン(SONY)を手に入れたようです。
おさがりとしてもらったようです。
そして、ビートルズが私のためだけにに演奏してくれていると思い、聴き込んだ。この出会いから日本の製品への愛が始まったと語る。
 
この2つの製品の共通項として
市場調査の結果ではなく少数精鋭によって製作された点を挙げた。
 
そして時は流れ、
ダイソンのデザイン、考え方に惹かれ新卒で入社。
ダイソンのやり方は簡潔に言うと
早い段階でプロトタイプを作製し、市場調査を行わないというものだった。

社風は次に示すようなものだと語る。
 
ダイソン社風
失敗を恐れるな。進んで失敗しそこから改善し出直す。
この考え方は任天堂も同じだと聞き及んでいる。

 
任天堂も仮に失敗しても出直してきて改善する。
より大胆な製品に改善してくる。
 
2つ目の仕事
ダイソンのユーザー経験について探索
産業デザイナー、モデルの開発者と連携し正常に動作することを確認した。
商品そのものがダイソンの会社を示している。
ダイソンが自社テクノロジーに誇りを持っている。
それを商品として形にしよう。
その結果製品は、何もしなくても製品が会社について物語ってくれる。

そうアダム氏は語ります。
 
彼が手掛けた製品の中に次のようなものがある

https://www.dyson.co.jp/hair-care/hair-dryers/dyson-supersonic-shine.aspxより引用

スーパーソニック
デジタルモーターを用いたドライヤー
ダイソンの独自研究によって得られた製品。
これは市場調査ではなく研究開発の末に作られた。

 

Nothingについて


公式twitterより引用

何故新しいテクノロジーの会社が必要なのか?
存在意義

1、カールペイ(CEO)はスマホ企業を知り尽くしている。それを内から自ら作り変える道も用意できる。
2,共同創設者ティーンネイジャー(スウェーデン)は素晴らしい製品を作るのにたけている。そのうえ楽しいものを作れる。
3,ロンドンに拠点あるスマホ企業初で珍しい

テクノロジー、ファッション、文化の発信地であるロンドンに本拠地を置く我々の製品が面白くないわけがない。

ある人が言うには
文化のないところにデザインはない。

 
ユニークな仲間に巡り合えて光栄に思うと同氏は語ります。
 
透明なデザイン

https://jp.nothing.tech/products/ear-2より引用


透明性
射出成型、ガラスそれらは必ずしも素材を指さない。
実際に使用しているデザインのものも
最新素材を使ったりもする。そこではなく情報を一般に公開するところに重点を置いている。
実際商品の発表は製作所で行い中身を見えるようにしている、
 
製品は
信条、モットーの現れである

ここ10年で複数の機能を使える家電が増えている
カメラ、時計、ノート、ブラウザetc
全て金属、プラスチックなどの箱に入っていて匿名性がある
 
透明性の効果
商品をより楽しませる機能がある。
ライアンが後で詳しく話す
 
製品開発のアプローチ
世界各地のチームと意見を出し合ってやっている、文化をとても大切にしている
 
 
Nothingの工場は文化歴史あるキングズクロス駅の近くにある建物をオフィスとして使用しているがこれはナッシングの製品開発を体現している

1, Make things and experience them for ourselves
作るもの、実際に使うのも私たち

理論にこだわらず自分で作り自分で経験しよう
 スタジオの写真がスクリーンに映し出され
ここで最大限時間を使うことを奨励し、最高の製品作りに励んでいる。
そして同一製品でもプロトタイプの製作意見交換を何度も反復し、よりテクニカルな試作品も試作品段階で製造工程も考えて試作する。

2, Solve problems, Think like engineer
問題を解決する。エンジニアのように考える。

透明性をなるべく高めようとしている。
部品とかも見せる(魅せる)ようにしているため自分たちで部品を用意するしかない、
そうなると自分たちがエンジニアになるしかない。
見えているデザインにはすべて意味がありその形にしている。
全部自分たちでする為仕事がすごく多いと述べる。
 

Glyph(グリフ)

Glyphグリフを開発をした。(Nothing Phoneオリジナルの背面通知)
スクリーンタイムを減らすために
裏面を見て通知を確認できるようにしたものだという。

Nothig公式より引用

特に期待しているのはUBERの配達までの時間などの通知を画面を見ずに確認できるようにした事と述べる。
(なお、これは公式youtubeの動画にて紹介されている。)
 

3.Think beyond the physical
Software ando hardware working togethrseamlessly

形の概念にとらわれない。
ソフトウェアとハードウェアがシームレスに連動
 
ソフトウェア、ハードウェアの技術者が同じスタジオ、フロアで顔を合わせて働いている。
この二つはしっかり融合している。
グリフのリングトーンを自分たちで作った。ソフトとハードの融合である。
(製作したもののスクリーンショットを置いとく)
 

4, Design for yourself first
Never speculate about what others might like.

ユーザーを第一に考えたデザイン。同業他社の動向に左右されない。
 
文字通り100%これ通りになるとは思わないがなるべくこうしたいと考えている

 
これまで誰も透明なスマホを求めていない
しかし、私たちが絶対大事だと確信したために同様に大事だと思うユーザーとつながり買ってもらうことができる
 
あらゆることを根本から問い直す
スマホのパッケージ
製品をまとめて封をする。
スマホにおいて決まった方法があるがそれでは面白くない為
パッケージも含めて商品だと考え
話のタネになる一度限りの商品との出会いにわくわくを入れようとした。
その結果
Phone1,2ともにレコード、CDと同様のスタイルで商品を開封できるような形にした。

 
楽しんでもらえるだろうか?
それはできる以外の回答はない。
昨今、テクノロジーは何か怖い脅威を与えるもの、よくわからない物といった認識になってきている。
私たちはそれから楽しいものを取り戻したいと考える。
Ear2でくるくる回すためだけのくぼみを組み込んだデザインを考えたりした。

再度の製品開発
過去に米で作ったビールを作ったけど次はブレンドコーヒーを作る予定。
 
引き続き楽しんでください。ご清聴ありがとうございます。
と最後に締めくくりアダム氏は話を終えた。

尚、アダム氏は最初のこんにちはを除き終始英語で話しており通訳と交互に話している状況でした。

後にライアンの話が続くのですが私の執筆スピードが遅い故に現状はここまでとさせてください。
来週以降また続きを書いてあげたいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
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よろしくお願いします。

Nothing製品例

Verne
2023.12.16


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