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新商品を食べて、いつも後悔する。
そんなことを言ったら営業妨害だろうか。

例えばミスド。

いつも美味しそうだし可愛いし、おしゃれ。よく考えられてる。
なのに、160円のオールドファッションやチョコリングに勝てない。絶対勝てない。

きっと最新だ、といってかなり力を入れて開発するんだろう。
友達もそういう部署に就職していったからわかる。すごくお金と時間をかけるそうだ。

でも、レジェンドを超えられない。俺が伝説だ、という顔をしてトレーに並ぶ奴ら。

そのレジェンドにありがたく噛み付くわたし。いい朝だ。

馬鹿

私が若い頃、大物芸能人が「貧乏は馬鹿になる」と言ったという話を聞いた。

私は貧乏だったので、自分が馬鹿であると言われた気がして、その芸能人を嫌いになった。今でも、見るとあまりいい気分がしない。

私は2パターンあると思う。

貧乏は確かに馬鹿になる。高級シャンパンの味も、高層ビルの最上階の家賃も、リムジンの乗り方も、ホストとの喋り方も、テーブルマナーも、ファーストクラスで何が出てくるのかも

知らない。

知らないから馬鹿、と言える。その理屈はわかる。金を払えば、学べるということだよね。経験を買える。

ドイツでよく一緒に料理をしたトルコ人の女の子が私に言ったことがある。「金持ちは馬鹿になるのよ」

トルコ人は鶏肉を食べるとき、ハラールという表記がある肉しか食べない。それは、痛みを感じない方法で屠殺された、という印らしく宗教的な理由からハラール表記の肉を買う。

でもそれが、なぜ「金持ちは馬鹿になる」につながるのかは結局わからなかった。

いったい誰が馬鹿なのか、教えて欲しい。

愛している

長い間、待たせてごめん。また急に仕事が入った。

から始まるあの名曲を初めて聞いた時。

どうして「愛してる」が「まさか」「そんなこと」言えない、なのか全然わからなかった。
長い間、待たせるような人を無心に待っているような間柄なのに、その気持ちは明らかなのに、どうして言えないんだろう、と中学生のわたしは混乱した。

33歳の今、ごくたまに夫に「好きだよ、ぼよよよーーん」と言う。

確かに。大真面目に「愛している」という難しさをこの歳になって理解した。

ザラメ

甘いものが食べたい。
ザラメかりんとう。ザラメかすてぃら。ざらめ煎餅

ザラメばっかりやんか。

あのジャリジャリ感がたまらない。近々、なにかつくっちゃおう。そうしよう。

アイス

さつまいものアイスを作った。

もともと、プリンを作る気でいた。
さつまいものペースト作っておいたから、そこに卵、生クリーム、砂糖に牛乳を混ぜておいたのだ。といってもミキサーでががーーっとやっただけ。

それを蒸したらプリンになるはずなんだけど、ちょっと躊躇した。
東京で、美味しいプリンを食べに行くとnoteの友達と約束していて、その前にプリンを作って食べちゃうのは良くないな。

だから急遽変更。砂糖を足して（足しに足して。アイスだからね）冷凍庫に入れた。

特権

料理を作る人には必ず特権があって、それは好きなタイミングで好きなだけつまみ食いができるということ。

アイスを作る時もそう。

なぜなら、アイスは絶対、絶対の絶対、「固まりかけ」が一番美味しいからだ。

作った人は知っているだろう。作って、つまみ食いをした人は。

アイスは、できたやつを食べるよりも、冷蔵庫に入れて1時間、かき回してもう1時間。出して四隅だけうっすらと固まり始めた頃が一番うまい。

四角いバット。スプーンでかき混ぜると、バットに触れたところからすこしずつしゃりしゃりといいだす。そこだけとろり、とすくって食べる。至福。

さつまいもアイスのレシピ

さつまいものアイスは是非試してほしい。
しっかり野菜の味がする上に、乳製品ととてもよく合う。乳製品がダメな人は牛乳を豆乳に、生クリームを豆乳ヨーグルトに代えてつくっても全然美味しい。

わたしも、たまに軽いアイスが食べたくなって代えることがあります。

かなりねっとり、濃厚な美味しいやつが出来上がる。

卵を抜くとこっくり→さっぱり
生クリームを抜くとねっとり→しゃりしゃり
動物性のものをつかうと濃い、満足感。植物性のものを使うとさっぱり、軽い。

というかんじ。

どれもミキサーに入れちゃって、どろどろにしたらバットに流して1時間冷凍。出してかき回しもう1時間冷凍。この辺りで、ひとりつまみ食いタイム。また回して1時間。またつまみ食い。

完成する頃には全部なくなるから、家族には言わないが吉。