私にとっては「ただのイラスト」誰かにとっては「きっかけ」になる
微熱さんにとってはただのイラストかもしれないけど、誰かにはそれが「きっかけ」になることもある
これは私の言葉ではなくて、私がとても好きで頼りにしているnoterさんが言ってくれたこと。
私が、油絵を描くのをいったんやめて、ブックカバーを作ることに集中したい、という話をしたときだった。
そのときなぜか、私は(いつもそんな話し方をしている気がするんだけど)、自分が力を入れて作っているブックカバーについて「ただのイラスト」みたいな風に語った。
こんなのはちゃんとした絵じゃない。飾りのようなものだ。
本が主役で、絵が脇役で。でも、それをしてみたい。
そんな風に思っていたんだと思う。
その方は、以前にお会いした時も、私の言うことを絶対に否定しないで聞いてくれて、上手に言葉を選んでおしえてくれる。
イラストも、ブックカバーもそう。本が主役だからじゃあ「ただの飾り」かというと、そうじゃない。
装丁とかだって、いいなと思って本を買うことはあるでしょ。それってきっかけになるってこと。
ブックカバーなら、その本を大切にしたいという気持ちのきっかけになるかもしれない。
誰かにとっては「きっかけ」
その言葉がすごく好きになりました。
いま、私はブックカバーを作っています。デザインしている、というとちょっと大げさなので「作っている」と言っています。私にとっては、いつもの「ただのイラスト」を描いているだけだから。
でもそれが、だれかが楽しむきっかけになるなら、ってこの言葉のおかげで思えるようになりました。そしたら、楽しさが何倍も違うし、集中力も、よくしたいっていう欲も。
私は、人の言葉を聞いてあまりそれに傾かない方だと思う。
うまく距離をとる、というよりは、そういう考え方もあるんだよなあ、ホエー、と思いながら聴いてしまう。
自分よりもすごいことをする人のほうが圧倒的に多い世の中で、自分が真似してなにか成果を得られるのか、なんて斜めに構えていたりしたものです。
その人の言うことは、その人だからできたこと。私にできるかどうかなんてわからない。
それは頑固な気持ちではなく、あまり色に染まりすぎないためです。染まりすぎると期待しちゃう。その人みたいになれるかな、って。すごい人になれるかも、って。
期待しすぎない。がっかりするから。
だから、尊敬する人がいても、その人の自伝とか啓発本とか読まない。アドバイスも求めないです。
それでも、この言葉は聞いていて心地よくて、自分はうまく導かれたというか。いい意味でうまく操られたみたいに、それこそほいほいと、いうことを聞いているわけです。
イラストレーションは、私にとってただできていくだけのもの。苦労も努力もないから、これって逃げているだけなのか?
無駄な時間の集積、と思ったこともあった。他にできることがないからやっているだけ、とも。
でも、今はちょっと違う。この言葉を聞いたあと、私はすぐにブックカバーを作り始めました。それで、ちょっと楽しい。というか、とっても楽しい。
今日も朝ごはん、昼ごはん、食べるの忘れてます。さっき、友達からチョコをもらいました。それをかじりながらまたやってる。心配しないでね、ちゃんと食べるから。
いま、10枚分の案が仕上がって。どれにするか迷いながら、細部を詰めているところ。つぶやき機能やスタエフ、インスタライブでちょこちょこお話ししたりお見せしたりします。
制作過程も知りたいという方は、是非追ってみてください。
そして、この言葉にありがとう。
ただ励ますとか、ちょっといいことを言ってうまく掴もうとか、そういうのじゃなくて、本当に素直に入ってきた言葉だから、信じています。
ブックカフェをやります。
空席残りわずかとなりました。ぜひ、お早めにご連絡を☺️
追いたい人へ
スタエフは作業しながらライブしたり、思いを少しずつ言葉にしてます。
あまり飾らず、しっかり作りすぎず、素のままの私で話したり笑ったりしています。
インスタは@very_binetsu(プロフィールからも飛べます)
映像を見せたいとき、とくにイラストを見てほしい時にはLIVEしながら説明したりします。そのうち、自分の絵を見せながら講評みたいなこともしてみたいです。
ps
サポート、本、着々と集まっています。本当にありがとう。勇気をもらっています!微熱
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