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どうやら英単語では一定の「発音記号間の相性」がありそう

おはようございます。カシロキです。今回はそんなに長く文章を書くつもりはないですが、ちょっと興奮したことがあったのでそれだけ。

先日「発音記号同士には相性がありそう」といった内容を投稿したと思いますが、それを調べるために、ざっと3178語の英単語の発音記号からアクセント記号を取り除いて、純粋な「連続する発音」になにか傾向がないかを調べることにしました。と言ってもただ統計を取るだけですから正直誰にでもできます。Excelに単語を全部貼って、発音記号に直して、総当たりでデータを取るだけです。その結果面白いことが分かりました。

後続する発音が限定的なものがある

調べたところ、母音しか後続しないものや子音しか後続しないもの、あろうことか1種類の子音しか後続せずにしかもそのサンプル数が有意に多いものなどがいくつか見つかりました。

ここで有意にと言っているのは、サンプル数が1とか5とかでは偶然の域を出ないからです。詳細な数値は出しませんが、今回見つかったものでは、ある特定の発音記号のみが10²回オーダーで後続しているものでした。

まだ英単語3000語でのデータなので確実とは言えず、今後単語数を増やしたり、ドイツ語などゲルマン語族の単語を1000語オーダーで引き入れたりしてサンプル数を増やす必要はありますが、一定の進捗と言えそうです。

またデータを、ほぼ同じ発音で濁るか濁らないかのみが違うもの(たとえば[t]と[d]のようなものです)で比較してみると、非濁音-非濁音、濁音-濁音の連続にもやや偏りが見えてきました。また子音-子音の連続では後続子音に偏りのあるものも見られました。どんどんデータを増やしていって、これが英語特有のものなのか、ゲルマン語族や人類の言語全般に共通するのか、といった問題の答えに漕ぎ着けたいところです。

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