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獣医師ふーのやりなおし感染症①グラム陽性球菌の表面

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こんにちは!感染症を勉強しなおし中の獣医師のふーです。この投稿は自分の備忘録も兼ねたものです。犬や猫は今回は出てきません。

細菌の形状について復習していきたいと思います。いつか子供にも読ませたいなと思っているので、「え、こんな感じ!?」と思われるような初歩的な内容ばかりかもしれません。あとイラストアプリも新しいの使い始めたので、最初は四苦八苦しながらの投稿が多いです汗

細菌は形状や生化学的性状、グラム染色による分類などさまざまな切り口からの分類があります。

今日はグラム陽性球菌の細胞膜を描いてみました。

グラム陽性球菌の細胞膜
連鎖球菌(Streptococcus)やブドウ球菌(Staphyrococcus aureus)などの細菌には1層の膜とペプチドグリカンからなる厚い細胞壁があります。これらがグラム染色で使うクリスタルバイオレットで紫に染まるためグラム陽性染色と呼ばれます。

細胞膜には抗菌薬の作用部位となるPBP(ペニシリン結合タンパク)とかいろいろ発現しているからとっても大切な部分!薬剤排出ポンプもこのへんに発現することが多いです!


参考: The Cell 細胞の分子生物学 第5版




犬や猫、ウサギの獣医師です。色々と勉強中の身ですが、少しでも私の経験や知識を飼い主さんや動物に還元していきたいと思います。