見出し画像

VCA Canada & Wall Street

VCA Animal Hospital、1986年設立。VCA Canada、VCA Japan を含む。アメリカ・カナダに1000以上の動物病院を持ち、NASDAQ 上場企業であり、シンボルは "WOOF"。

上場は…2021年1月っぽい。当時の株価は$26.03、今日の株価は$4.60(-83.17%)。うわぁ。

会社が巨大化すると、かつ運営に株式市場が絡んでくると、物事見えにくくなるよねとは思う。今の職場が抱えている問題も、会社の上部からの圧力をそこはかとなく感じるけれども明確な輪郭はない。現時点で明白なのは、会社がどんなに問題のある飼主でも出禁にしないということ。

最近、すごく困った犬の飼主がいる。

いや、犬は可愛い。一回しか診察したことないけど、可愛かった。

でも飼主は、はっきり言って危険。信用できない。我儘。人の話を聞かない。嘘をつく。訴えるとか、弁護士を連れてくるとか言ってくる。テスラ・スポーツカーを運転して病院に来るくせに、診察料を支払う義理はないという。そんなお金はないと。…なら来るな。

普通の診療・対応の3~5倍の時間がかかる。私だけで。その他にも、どれだけベテラン受付女史の時間を無駄にしたことか。

飼主は、白人の若い男性だ。白人男性を全て毛嫌いするつもりは毛頭ないけれど、このテのタイプは吐き気がする。

上層部に「出禁にしたい」と申し出たら、色々言ったが要するに「出禁にはしない、対応しろ」という返事。

私はそういう飼主を何人か抱えている。他の獣医師が匙を投げるからだ。MDとして、責任者として対応はしなければならない。それは仕方ないとして、会社に言いたい。

出禁にしないというなら、私に売上目標達成を期待すんじゃねぇ

会社の方からそれを問題視する発言をされたことは【まだ】ないけど。来年の勤務評価どうなるんだろうという懸念はあるわ。

この飼主と犬、来週の土曜日に血液検査。そして9月27日には手術予定(umbilicus hernia, not cryptorchid neuter!!)、術者は私なんだよね。雇われの身は辛い!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?