見出し画像

職場の駐車場で強盗事件が!

日本では違法の大麻、カナダでは合法です。

日本とカナダでは、リクリエーション・ドラッグと呼ばれる薬物の扱いがかなり違います。法的にもそうですし、社会的容認度というか、カナダの方が遥かに薬物に対して抵抗がない!緩い‼

近年、薬物依存が大きな社会問題になっているカナダ。その主たる薬品はフェンタニルに代表されるオピオイドと呼ばれる薬群です。全てではありませんが、動物病院でフェンタニルを在庫している病院はあります。外部からはどの病院が在庫を抱えているのかは分かりませんし、基本的にこういった依存性の高い薬品は管理が厳しく、必ず鍵のかかる金庫の中に保存されています。更に、使用する際には細かい記録を残さなければなりません。私も、現在の職場の薬品庫のアクセス方法は知りません。限られたスタッフしかアクセスできないようになっています。安全管理のため。

前の職場で、フェンタニルを盗もうとして、懲戒免職処分になったスタッフがいました。薬物依存、こわい。

さて、どのくらいの在庫があるかとか、どこにあるかとかは外部には分かりませんが、動物病院がそういった薬物を扱っているというのは周知の事実。この類の薬品は転売が容易いのでしょうか、先週は職場の駐車場で強盗未遂事件が起きました。

朝、職場に向かっていたら、職場の建物の横に警察の車が二台。あらら、交通事故かなぁ、シートベルトかなぁなどと思いつつ横を徐行していたら、警官の一人が動物病院に入っていくではないですか!

は???

と思いつつ、建物の裏の駐車場に入っていくと、いつもなら見ることのない配達車と配達員が駐車場におり、病院の裏口には別の警察官が。

え、また????

と思いつつ、慌てて病院内へ。「また」というのは、私が勤める少し前に強盗事件があり、勤めてからも一度、夜間に玄関ドアのガラスが割られて現金を強奪されるという事件があったからです。

今回の事件は、配達車が来る時間を狙って男二人が強盗を試みたものの、おそらく薬品を見つけられることが出来ずに逃亡したというもの。そりゃそうだ、オピオイド等の薬品の他に、大量のペットフードも配達されるので、短時間でどのコンテナに薬品が入っていてなんてわかる訳ない。

かつて24/7だった職場の病院には、至る所に監視カメラが設置されていて、今回の一部始終もしっかり録画されていたそう。受付には「パニックボタン」と呼ばれる小型装置があり、ボタンが押されると警備会社とマネージャー、警察に自動的に連絡がいく。

私は時々ひとりで居残り仕事することがあったのだけど…これからは避けてほしいとマネージャーから釘を刺されてしまった。仕方ないけど、家に仕事持ち帰るの…めんどくさい。あーあ。

そういえば、地元で獣医師会の会費を集めた後、現金で自宅保管していた間に強盗に入られて、ごっぞり持っていかれたって事件が前にあったなぁ。あの後、少なくとも現金じゃなくて銀行振り込みとかにしたのかなぁ。

安全管理って大事ですね。気をつけよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?