見出し画像

獣医師 x お給料 x 経済格差

こんにちは

下記の VET x Talks さんの記事、たまに読むんです。読む度に色々と思うことがあるんですが、今回は獣医さんのお給料ついて言及があったので…

僕が教えていた学生の1人は、救急病院に就職しました。週4日勤務で、日本円に直すと1200万円くらいの年収だそうです。救急は忙しくて人気がないから給料が良いらしいですが、新卒で救急の専門医でもないのに、そのくらい稼いでいる獣医師は実際にいます。

X Talk 5.3 - 日本の獣医療がもっと良くなるためには?

文中にこのような記載があり、続いて対話している相方の先生が「すごい!」と続けているのです。

え~っと…

私は全く逆の意味で「え、マジ!?」と思いました。思わず記事の日付を確認、最近の話らしい。

え、採用条件悪くない…?新卒…だから…??

日本でも獣医師採用は争奪戦らしいですけど、北米然りです。数年前には General practice で夜勤なし、年収1600万という募集があったと聞きました。まあ、今年は若干停滞気味のカナダ獣医業界、この条件で獣医師を雇った会社が獣医師解雇を始めたとは聞きましたが。

それはさておき、同僚にフロリダ州から移住してきた獣医師さんがいるのです。その方の話と比べても、あんまり条件良くないような。もう少し情報欲しい。

金額だけじゃ比較出来ませんけどね…生活の質とか、生活費の差とか、医療費がどこまで補填されるのかとか色々な要素が絡みます。記事でも述べている通り、北米で獣医師になるにはかなり費用がかかりますので、卒業後に長い間学生ローン返済が待っている場合も多々あります。しかも毎月の返済額が恐ろしく高額だったりします。こわい。


最近ふと思うのが、日本の経済状況が停滞を続けていて、日本円も安くなって…私が海外に興味を示していた時は、はっきり言って変人扱いでしたし、カナダに移動したときは「何やってんの?」みたいな感じだったように思います。

でも時代ってホントに変わるんですね。

近頃は日本の将来に悲観して、娘・息子を海外で生活させたいとか、何かしらの足掛かりを作りたいとか言う親御さんのメッセージを聞く機会が増えました。気持ちはわかるな。私も悲観したもんな。今はネットが普及して、情報は昔より入手し易いから、そこは助かるけど、経済的には昔より厳しいのでは?と思ったり。

これから卒業する獣医師さんは、より経済的な理由で海外を目指す人も出てくるのかな。特に女性は日本より海外の方がチャンスを掴みやすいような気がする。日本の性差別は、はっきり言ってエゲツナイ。これについては、またの機会に。

若人獣医師&獣医師学生さん。嫌でなければ、北米獣医師免許試験に挑戦するのもありだと思うよ?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?