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レントゲン読影講習

最近、後輩の日本獣医師さんに教えを乞うて始めた「レントゲン読影講習」なんですが…いいです。すごくいい。

Yuzuの読影知識は悲惨です。

大学時代は数枚のレントゲン写真を総勢60‐70人のクラスメイトで囲み、何だろうねと呟き合った後に教授がとうとうと所見を述べる授業が数回程度。なんか海外留学経験がある助教授?助手?の先生が、レントゲン授業の合間に何度も「ナンセンスなんですよ!」と言うので(何についてナンセンスだと言っていたかは忘れました)、ついたあだ名が「ナンセンス教授」…という事を覚えているけれど、授業内容の方は忘却の彼方。

BCSE、NAVLE に至っては Zuku Review と VetPrep がまとめたヤマとキーワードをほぼ丸覚え。

制限付き獣医師だった頃は、乏しい知識と経験を総動員しつつ、同僚に泣きつきつつ、明らかな所見のみ拾い、細かいことは読めませんと明言。

現在の病院は、鎮静をかけたうえでレントゲン撮影、そのうえ画像は全て IDEXX の Radiology service に送って所見リポートを送ってもらうという徹底ぶり。おかげで飼主さんの負担が $1k∔ (k=$1,000、北米で金銭の話をする際に、一般会話では非常によく使われる表現なので知っておくと便利です。1kで『ワン・ケー』と読みます)!!

いや、今後のキャリアの為にも、読影スキルは上げておかないとヤバくね?と思ってはいましたが、読影の本は高いし、本は分厚くて読む気にならんし、生涯学習予算は獣医歯科の実技講習で2024年分も使っちゃってるから、予算もあんまりないんだよねと思っていたのです。

そんな私の前に現れた、画像診断大好き・専門医の卵、しかもすごく性格がいい後輩ちゃん。そぅろりと「個人授業などお願いできますでしょうか…」と打診したところ、快諾してくださいました。きゃぁぁぁぁ、ありがとう!!

ということで、月3回ほどオンライン授業をお願いしております。想像をはるかに超える講習内容クオリティ。うん、後輩ちゃんがオンタリオ州にいる間に出来るだけ教えてもらおう!!という欲が出て、2024年初頭から超音波講習もお願いしてみたら、こちらも快諾。会社の上司・マネージャーも個人でやる分には構いませんということで、病院の超音波機械(っていうのかな。超音波検査機?)を使わせてもらう許可は頂きました。おいおい話は詰めていくつもりですが、今から楽しみです。

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