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時間を超えて:鉄道で繋がる家族の絆

4月21日(日)ツインリンクもてぎ、シビックオーナーズミーティングで会いましょう。

本日、明日及び明後日は定休日を迎えるが、例外的に火曜日も休暇を取得し、旅行に出掛けることになっている。この旅行の最大の目的は、鉄道の魅力を存分に味わうことである。埼玉県大宮に位置する鉄道博物館が最終的な目的地として定められているが、旅の初日である本日は、逆方向へと進路を取り、島根県出雲市へと向かっている。この地を目指す理由は、6月に引退が予定されている伯備線を走る特急「やくも」と寝台列車「サンライズ出雲号」に乗車するためである。

特急「やくも」は、国鉄時代から現存する全国で唯一の特急車両であり、サンライズ出雲号は全国で唯一の寝台列車としてその名を馳せている。かつて鳥取県米子市に住んでいた当時は、これらの列車は私の生活の一部とも言える存在であり、特に「やくも」は地元へ帰省する際に頻繁に利用した。サンライズ出雲号については、乗車する機会がそれほど多くはなかったが、父が存命中には共に何度も乗車したものだ。特にサンライズ出雲号は、関東へ夢を追い求め旅立つ時に使用され、その思い出は今も私の心に深く刻まれている。

現在では、かつては父に連れられていた私が、甥を連れて同じ旅をする立場に立っている。これは感慨深い変化であり、何とも言えない不思議な感覚に包まれている。旅の途中で見た景色、聞こえてきた列車の音、車窓からの景色が、昔と変わらないことに心が動かされる。私はこれからも、鉄道を通じて新たな記憶を形成し、かつて父と共に過ごした時間を大切に思い返す旅を続けていくであろう。

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