王者への挑戦
こんにちは!
足立佑介です。
「そろそろ、No.1を入れ替えよう。」
今、東京渋谷駅の改札口に、こんな大きな広告が張り出されているそうだ。
私は今日から東京入りして仕事をするので、この広告を渋谷駅で目にするのが楽しみなのだが、皆さんはもう既に見られているのだろうか。
コンビニ業界で日販業界第2位のファミリーマートCMO足立光氏から
王者への挑戦状とも見て取れる、とても刺激的な広告だ。
足立光氏は、1968年米国テキサス州生まれで一橋大学をご卒業後、
P&Gジャパン執行役員、日本マクドナルド上席執行役員を経て、
2020年10月からファミリーマートCMOになられるという圧巻の経歴をお持ちの方だ。
個人的にはこんな凄いお方と名字が同じなだけで光栄極まりない。
今回の刺激的な広告は、ブランドリニューアルを行ったことによるマーケティング戦略だといえよう。
具体的にはプライベートブランド(PB)の強化を行い、
売上比率を30%→35%(2024年)にすること、とのこと。
つまり、利益率を上げる狙いがあるのだろう。
そんなファミリーマートのPBといえば、「お母さん食堂」だ。
私もよく手に取って購入していた。
四川風麻婆豆腐、豚キムチ、ぶりの照り焼き、ピリ辛ポークチョリソー等、お酒のつまみにもちょうどいい品目が揃っていて、個人的には好きだった。
だが、「お母さん食堂」という名称自体が、「料理を作るのはお母さん」という印象にも繋がってしまい、SDGsの5番目にある「ジェンダー平等」の観点から物議を醸していた点、
そして、FamilyMart Collection・お母さん食堂・お母さん食堂プレミアムと、PBブランドが複数存在していて、それぞれがMECEではなかった点から、統一ブランド「ファミマル」に統合し、リブランディングを図る。
当時、マクドナルドのハンバーガーに虫が入っていた!等と騒がれ、
極度のイメージダウンになった際に上席執行役員になった足立氏。
最悪のイメージだった状態から、今のマクドナルドの状態に戻したのは、
足立氏のリブランディングが大きな要因だったようだ。
今回のリブランディングによって、コンビニ業界の王者が入れ替わる、
そんな可能性もあるのではないだろうか。
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