#創作大賞2023  

　そして、
そのある日は３回来る。

１つ目は高2の時、

スカラ座で見たフランス映画。その中で、アラン・ドロンが恋人とパリで書店に立ち寄るシーン。。
　ファッション誌などが華やかに平置きになってる売り場に、自身がカバーボーイになっている雑誌を手にして、彼女に見せるシーン。２人は思わず顔を見合わせ微笑む。
　さあ、ここでデス。単に、いいなあって思う人、それ以上の何かを感じる人、あなたはどちら❓❓
　実はこの時、サトＰは、うんコレだよネェ❣️ってハッキリ自分のこととして感じ入ってしまいました。もちろん脇にいる同級生の石頭くんたちは一斉に“バカ!”って言いますよね、フツー。よくスポーツのメンタル・トレーニングで潜在意識に落しこむとかいうよね、たぶんそーゆートレーナーなら、ぁ、キミならイケるってことになるはず。これポイント。
　これが記憶にある限り、映像における最も根源的な、自分実感としての感激。

２つ目は、あの夏の日の、秋物撮りのモデルさんとの遭遇。

１６号沿いのアメリカンハウスで、夏の早朝に鮮やかな黄緑色の芝生の上で、リザ©️ミキティさんがJJの表紙撮りをしていて、さらに１ヶ月後、西新宿の三角ビルの１階の大きな書店にその２人の表紙が華やかに並べられてあったこと。それを、まるで自分のこととして、かのような高揚感を伴って感じ入った。

３つ目は、新しいモデル事務所の社長さんとの出会い

新しい事務所に行くよりも遡ること２２年。ぼくはその日、目が良くて（2.0)よそ見好きなグラドルみたいなカラフルなボディコン女というカンジの変わった娘とデート中、溜池の駐車場から六本木交差点への緩い坂道を歩いていた。と、例によって、その子はデートの相手であるぼくのことは微塵も見てないらしく“ぁ、モデルさんだ❗️”と囁いた。すれ違いざま、そのモデルさんとぼくは完全に見合った。いま思うと、お互いに相当な強いオーラが出ていたに違いなかった。この時の彼女は売れっ子カバーガール。確かに知った顔。ピエロのようなボディコン女のおかげで、ウチラ２人は20年後の余りにも運命的な再会を、通りすがりに契ったのだ。その瞬間、ボディコンの娘は‘ひとりぼっち’になったはずだ、余計なことを言ったばっかりに。。（後で分かったのだが、この娘は‘精神分裂病’だった。いまは発達障害とかコミュ症とか柔い言葉で濁すこと多いけど。）さて、ピエロのおかげで初対面できた僕と売れっ子カバーガールは、20年余り後、彼女が立ち上げた会社で再会し、僕を面接し写真撮りまくることになる。

さてここで、１つ目と同じことは、僕が全面広告に出た時、かのアラン・ドロンがぼく自身の現実になり、まさしく女の子に、あの新聞を見せると２人して“わぉ〜❣️”って微笑んだ。

２つ目と同様のことは、松方はんとのビールのCM公開時、ちょうど山の手線のドア上TVがスタートしたばかりで、みんな一斉にそこ見てるから可笑しかった。救急車から敬礼してる隊員僕なんですけどって思いながらみんなと見てた。書店でみんな最先端のファッション誌置き場を見てるのと同んなじ高揚感かそれ以上。

３つ目は言うまでもない。そもそも上記の２つの快挙は、この事務所から出たんだから。事務所には展示スペースがあって、大きく取り上げられた広告が飾ってある。。やったネ❗️

　よ〜く読み込んで欲しいんだけど、いまの３つの話って自慢話じゃないんデスってこと。じゃあナニ⁉️かって。。それはね、何度も言うけど、落とし込み・思い込みが深〜くできるかって問題。きっかけがあろうがなかろうがデスよ。

もちろんサトP君には、いくつかきっかけみたいのは確かにあった。
父親が、商工会議所の呼び屋として、三田明ショーをはじめいくつもの歌謡ショーを成功させたこと。
とか、歌番のダンサー・妹のことも。

１６の妹はいつも、学校から帰るとまずぼくの部屋に‘トント~
ン’と立ち寄った。“お兄ちゃま只今〜❣️”とへやに入るなり、一点モノのセーラー服でトーシューズじゃなくても１回転する。毎日がファッション・ショーだった。その後廊下に出て、自分の部屋で着替えてから、リンゴを持ってくる。剥いて一緒におやつ林檎食べて話してへやに戻る。
　なんで一点モノかって❓学校、服装自由だったんさ。それで、反物の老舗デパートでどこの学校のでもない一点モノを誂えたというわけ。そしたら忽ちファンクラブができた。だって、どこにもない、だれも着てないもん。そもそも制服で学校選んだりしなかったし、ダンス部を見学に行って、内容で決めてたワ。

　ところでと、、一点モノってなんで思いついたの❓

　“あらお兄ちゃまだって、小学生のときセーター自分でデザインしたの、毎年のように誂えてたじゃない❗️“　、、、なるほど。そー言えばそうか。。

オシャレの質が違ってんかね、それともフツーかね。
いまとなっては、わっからんけど、ウチにこんなんあったんよ。⇩

会社の名前に‘オシャレ’が冠してあった。じつわこれ、確か１０枚のうち、２枚が父親のデザインだったはず。デザイン書とfragileなSPレコードが廊下にたくさんあったっけ。ラッピングペーパーを箪笥の敷紙にするなんて贅沢なことして。置いてあったのも裏の白地側だからか全く気づかず、半世紀が過ぎていた。おしゃれ工房株式会社は、とっくにない。だから、これ発見した時はビ〜〜ックラ❗️

　そう、オシャレの質がどうとかって話の途中だった。
　その妹が踊った紅白がひける11:45分に、NHKの横にシボレー置いて待ってた。きたらまんま、新宿花園芸能神社に初詣出⛩、でその時ぼくは、何を祈祷したのだろうか❓・・“僕も妹のように出たい❗️”って気持ち、あったかな・なかったかな⁉️っていうそーゆー環境だったってことよな。

さてさて、肝心な話、思い込み。

それが必要なら科学的根拠は❓
そーゆーなら、健保効かないけど、病院で脳波測る宜しワァ。
α波がどれくらい出てるか測る。β波・などもね。思い込みが、どんだけできてるか一目瞭然。サトＰはやったことあんけど。言っとくけど、1000点や2000点じゃ済まないよ。
　それよか、もう１つの確認方法がある。それは、いざという時の反応。これ、いつ起こるかわからないので、計測の予定立たないのが難点。けど絶対わかる、に近し❗️
　例えば、やわらちゃんていたよね。あの娘、金・金・金て言ってて、さあ間もなくという超肝心なとき、怪我しちゃった❗️その時の言葉、みんな覚えてる❓❓

　“それでも金”

　て、咄嗟に言ってのけたんだ‼️

これが、本音、潜在意識ってモノ。意識あるときに、ああだこうだ偉そうなこと言ったって、フツー凹むようなことが起きたまさに瞬間こそ、隠せないこころの奥底の声が出るものなんだ❗️こーゆー時、一瞬でも、ああダメかもって思っちゃうような人は、ボンクラだってことよ。
　
　スっごく簡単なこと。
　真実は、きっかけ・根拠・・ほならモン一切合切無関係に、究極は、バカでケッコー、コケこっけー⁉️っていう自分の実感として成功したときの気分が、確固として先取りできているか、成功の瞬間にワープしちゃってるか⁉️ ・・もうそれっきゃないんだよ❗️

　だから、ぼくは何度も何度も何度も

　バッッッカみたいに繰り返してるんさ、

　　　　”君たちにもできる”

ってネ❣️

　メッチャ楽しいモデル生活が❗️

平々凡々なサトＰ君にもできたんだから

だからきっときっと き〜〜〜っと

   ウチラにもメッチャ楽しいモデル生活

ができるに決まってるよ‼️

って思い込もぉ❣️
　　　

（注: 当小説の第何話という話番号は、２万字以内のいくつかの記事に分けて投稿せよという指示に従った記事番号です。ストーリーは、ACT1〜ACT6へと展開する小説が元々の区分けです、よろしく。尚、作中の写真はすべて、1979年〜2023年にサトＰが撮影したものです。また、‘サトプー’作としたのは、さとという名の付く人は、さとぴーっていうのいっぱい検索出てきますので、絶対出てこない区別できるサトプー、と致しましたあしからず。）

ACT6 マニア向け特別付録:

映像の真実
例えば、ナースさんがメモる横顔の時、ノート類をちゃんと持つと、カメラ的には、2次元になって画面で見にくい。から斜めにするとカメラ的にはそれらしく見える。
　けどこーゆーの、手タレの知識として持っとくのはいいけど、勝手にやらないこと。言われたらすぐできればいいように、いろいろ知っておくことだ。あくまでも、現場のADさんの指示に従おう❗️

　この話、いくつか用意したんだけど、話レア過ぎるし、目次に書いただけの内容を大方想像して頂ければ一般的には良さげ、と気づいたのでこの辺でやめることに。。

　どーーーしても知りたければ、現場で伝授、お会いしましょっ❣️
　だって、きっと君にもできるから、

　　　　　　　　　大丈夫❗️

　　　　　　　きっと君にも
　　　　　　　　メッチャ楽しいモデル生活が
　　　　　　　　　　　　すぐそこに待ってるから‼️

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　お　・　わ　・　り　）