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残るものを作らないと意味がないという話

こんにちは!

動画ディレクターのカナイです。


先日、お笑い芸人グランジ五明さん・遠山さんと箭内道彦さんのトークイベントに行ってきました。

詳細はこちら↓

クリエイティブディレクターとして数多くのCMを手がけてきた箭内さんが30代のころ(約20年前)の話が面白くて、
30歳を過ぎた自分にとって大変励みになったので紹介します。

このころの箭内さんの作品はキャリアの遅れを取り戻そうと尖りまくった作品ばかり作るようになり、結果完成したCMはセオリーを壊しまくっていて、中にはTV局からオンエアNGもくらい、修正してギリギリ流れたそうです。

そのひとつがこちら↓

アーティストのCMなのに一切本人が映らない、まるでニュース番組という斬新な作品ですが、当時のラルクの人気もあってかなり話題になってたと記憶しています。

こういうの見ると、

真面目にやるのって本当にアホらしいなぁー!

って思いますよね。

だって面白いんだもん。

普通にラルクがCD発売!ってCMしても、ファン以外は普通スルーしますよね。でも突然こんなのが流れてきたら誰だって見ちゃいますよね。で、気になって誰かと話したり、今だったらSNSに書いたりと。

一日中テレビ見てて、出てたタレント以外で印象に残るCMって果たしてあるのか。

作品としていいもの作っても、無視されるっていうのがクリエイターとして一番悲しいと思うんですよね。特にCMは。多分ほとんど覚えてないですよね。興味ない人を振り向かせるのはそれだけ難しいということ。

…ってわかってても、なかなか真面目から抜けられないのが悲しい現実。

でもこれで箭内さんが突き抜けて、いろいろ手を出した結果が今に至って
昔の笑い話にできるんだと思うんですね。

有名なのがこれとか

CMじゃないけどこれとかも


箭内さんが印象的なことを言っていました。

「30代は頑固」

それを過ぎたら丸くなって、何でも受け入れてしまう。


だとしたら、今はいろいろやってみて、成功でも失敗でも、残るモノ作りに挑戦しないと、キャリアとして突き抜けられないんだろなと感じました。

箭内さんも50歳を過ぎて、金髪で、

しかも、石原さとみと仕事してるし!!

なので、しばらくはいい意味で頑固に生きていこうかな…と思いました。

ちなみに、このトークショーのもとになったグランジ五明さんの著書も、芸人が書いたCMコピーに広告のプロが添削をするなど、一歩突き抜けたい人に向けたヒントが詰まっている内容なので、チェックしてみてください。

では!





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