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こどもの日と柏餅〜季節行事は生活を振り返る良いチャンス〜

こんばんは。Vinoです。
はじめましての方へ。

明日、5月5日は、こどもの日ですね。

こどもの日と言えば、柏餅を食べる習慣があります。
この時期にしか和菓子屋さんの店先に並ばないので、つい買ってしまいます。

現在は、柏餅は小豆あんが主流ですが、江戸時代の頃は味噌あん、塩あんだったようです。

味噌あんは今も売っていますが、塩あんってどんな味なのでしょうね。
少し気になりました。

お祝い事の際に食べるものは縁起物が多いですが、こちらの柏餅も縁起が良いから食べられてきたようです。

柏の葉は秋に葉が枯れてから春に若葉が出るまで落ちないそうです。
その姿が、親から子へと代が途切れない「子孫繁栄」を意味して縁起が良いとされてきました。

あとは、殺菌作用としても柏の葉は活躍しているみたいです。

昔は、冷蔵庫も保存料もないので、安全安心に食べるための知恵が発達していました。

こういった昔ながらの食べ方には、昔の人の工夫が練り込まれ、それが現代まで続いているのは本当に素晴らしいなぁと、感じます。

こどもの日は端午の節句でもありますが、柏餅と並んで食べられる縁起物として、ちまきもありますね。

上記のサイトによると、ちまきは奈良時代の頃に中国から伝わって来たので、柏餅よりも歴史が古いようです。

どちらかというと、ちまきは西日本で食べられることが多いようです。

子供の頃、お店で売っていた、ちまきが美味しそうで、買ってもらい食べたら、中に白いお餅しか入っておらず、あんこがなくてガッカリしたことを思い出しました。甘いお餅でしたが、あんこが欲しかったです。

あと、5月5日は、菖蒲湯に入ると厄除けに良いようです。

普段、何気なく毎日を過ごしていると、こういった季節の行事も単なる行事の一つにしか思えなくなってしまいます。

でも、昔から続いている伝統行事に触れることで、慌ただしい日々に彩りを与えてくれるような気がします。

現代のように情報網が発達していなかった昔の人々は、今よりも、もっと季節を身近に感じて生活し、行事も意味あるものとして取り組んでいたことでしょう。

季節行事は、惰性になっている生活を見直しさせてくれる、良いチャンスだなと思います。

一年をダーっとスピーディーに駆け抜けるのも良いですが、節目節目で厄除け、無病息災を祈願する生き方も素敵です。

平均寿命が短かった昔の人々にとっては、今よりも一年の重みが大きかったからこそ、季節ごとに様々な祈りを捧げていたのだろうと想像します。

明日は、毎日、元気に過ごせることのありがたみを思い出しながら、柏餅を食べようかなぁと思います。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます!




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