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ショップ・コンセプトの枠組みづくり

Vol.004
ついに「酒類販売業免許通知書」が届きました。登録免許税は3万円。これでいよいよ、ECサイトでワインの販売が認められました。

さて、酒販免許を申請する以前から、煮詰めていたのがショップのコンセプトです。

どんなショップにすれば、現役のファッションエディターがワインを販売することに意味があり、本物志向で個性を発揮できるのか。本業との親和性を持ちながら、相乗効果をもたらす枠組み。これを第一に、構想しはじめていました。

そもそも、多くのワイン並べるだけのECサイトは、考えていません。
理想的には、「ヴィーノサローネが薦めるワインなら、まず買ってみたい」「何かワインの面白いエピソードもありそう」「知らなかった。こんな掘り出しものがあったんだ!」……、購入される方がそう思ってもらえるようなショップを目指しています。
実店舗のような対面式ではないため、インターネットを通じてのワインの販売は、品種のセレクトに意外性もあり、そのワインの背景にあるストーリーを、ファッションエディターとして培ってきた、リアルな体験から伝えるのも重要だと思います。

といっても、ガチガチの蘊蓄で固めた、頭でっかちでは面白くありません。ファッションエディターとして仕事を続ける、ヴィーノサローネ主(あるじ)の、感性をほとばしらせます。(具体的な施策は今後に)

「自己紹介」をすでに読んでいただいた方は、もうおわかりかもしれませんが、ワインは、イタリア産のワインのみに絞り込みます。幸運に恵まれ、ECサイトが将来的に成長しても、その領域から外れることはないでしょう。むしろ、イタリアワインを奥底まで深めることがありそうです。

コンセプトのキャッチは、「イタリアワインの“本質”にであう」です。
あわせて、それをイタリア語で表現した「Qui s’incontra “la vera essenza”del vino italiano.」も添えました。

いうなれば、「造り手の顔が見えるイタリアワイン」を味わう高揚感と安心感ももたらし、ある場や空間までをイメージしています。生産者が試行錯誤を重ね、ブドウ栽培から醸造への熱い想いを実現化したワインを紹介し、くつろいだ生活の一助となる。それが、ヴィーノサローネの使命と考えています。

次回の“ディアリオ ヴィーノサローネ”に続きます。

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