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第1回開催、ヴィーノサローネ試飲会後記

Vol.031
先週土曜日(7月22日)に、ヴィーノサローネのはじめての試飲会を開きました。会場は服のお直しの名店、サルト銀座の協力を得て、銀座本店2階をお借りしました。
試飲会は、15時、17時の2部構成。当初、計11名の応募がありましたが、残念ながら、おふたりが当日キャンセル。少数ゆえに距離感が縮まり、みなさんにイタリアワインの魅力を伝えやすかった感じがしました。ちなみに、2名の女性がご参加くださいました。

「イタリアワインの“本質”にであう」がヴィーノサローネのテーマで、ワインに潜んだストーリーや、造り手の哲学をいかに説明するかがポイントでした。販売する3本のワイン(「スキオペット」「カンテ」「パラスコス」)の解説にくわえ、なぜ、ファッションエディターが本業のわたしが、ECサイトでイタリアワインを販売するにいたったのか。そのモチベーションを、まず話しました。

さらに話題は、下記の内容にも及びました。
1)ファッションエディターの視点から、どのようにワインを選ぶのか。
2)エポックメイキングなファッションと同様に、1960年代の白ワイン革命について。
3)「フェラガモ」「クルチアーニ」「ジェオックス」「ブルネロ・クチネリ」といった、イタリアのファッションブランドは、自社ワイナリーを持ってワインを生産。それはなにを意味するのか。
4)イタリアワインは、土着品種の宝庫である。
5)オレンジワインという、新しい選択肢の登場。

本来、各1時間で終了予定でしたが、白熱して、それぞれ時間を超えてしまいました。

主の感想は、想像していたよりも、みなさんイタリアワインに興味があることがわかりました。とりわけ、土着品種の説明は、さらに耳を澄ましているようでした。3本のワインの品種は、それぞれ、フリウラーノ、ヴィトフスカ、リボッラジャッラ。すべて、これまでのnoteで紹介を重ねてきた、北イタリアのフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の土着品種。さらに土着品種の話は、ピエモンテ州、トスカーナ州、そして南イタリアまで広がりましたが、まぁ、大いなる脱線でした。ミネラル分の多いフリウリのワインは、みなさん初体験だといいます。それを聞いて、イタリアワインへの興味が広がる可能性を実感しました。

はじめての試飲会は手ごたえがあり、まず成功といっていいでしょう。そして、試飲されたワインの購入に繋がればいいのですが……。
リアルな反応をみることで、多くの気づきがありました。また、課題もみえてきました。修正をくわえ、次回の開催に活かしていきます。

今回初の試飲会開催を記念し、7月28日まで、ワイン1本から送料無料で販売しています。通常は、買い上げ合計金額が2万円以上で送料無料としているため、この機会にお試しいただければ、お得です。

次回の“ディアリオ ヴィーノサローネ”に続きます。


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