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『昭和文学研究』に寄稿

今月下旬に刊行された学会誌『昭和文学研究』第86集(昭和文学会編・笠間書院)に研究展望「『左川ちか全集』を編纂して―開かれたテキストへ」を寄稿しました。全集刊行の経緯と編集方針、研究の可能性について述べています。宜しければご高覧下さい。 昭和文学研究 第86集 | 書籍検索 (kasamashoin.jp)

    • 左川ちか展が開催されるよ

      【お知らせ】北海道立文学館(札幌)にて特別展「左川ちか 黒衣の明星」の開催(23・11/18土~24・1/21日)が公表されました。 企画監修委員の一人として参画しています。 左川ちかの多様な魅力を多くの方々に知って頂くため力を尽くします。 皆様のお力添えをどうかお願いしますm(__)m。楽しみにしてね

      • 【イベントのお知らせ】「左川ちかを語る夕べ2022ー「わたし/たち」と世界を開く」

        【イベントのお知らせ】 青山学院大でおしゃべりしてきます! 「左川ちかを語る夕べ2022ー「わたし/たち」と世界を開く」 日時:2022年12月12日(月)17:00~18:30(開場16:45) 登壇者:川崎賢子、川野芽生、島田龍、ナカヤスサワコ 場所:青山学院大学青山キャンパス 2号館3階238教室(渋谷区渋谷4-4-25) 形式:対面のみ 日本語使用 参加無料:要参加申込 申込・問合先:青山学院大学人間科学部教員/ウェイクリング・コーリー→wakeling

        • ミナ・ロイと左川ちかの話を『詩と思想』に寄稿しました

          『詩と思想』2022年12月号にエッセイ「ミナ・ロイと左川ちか 翻訳のエクスタシー」を寄稿しました。 詩と思想  土曜美術社出版販売公式トップページ 佐藤正子詩集販売中 (vc-net.ne.jp) 先鋭的モダニスト&フェミニストだったミナ・ロイをヴァージニア・ウルフ(ロイと同年生まれ)とともに日本に紹介したのが左川ちかでした。 ロイの魅力をどれだけお伝えできたか心もとないですが良かったらご覧下さい。 彼女を知るには名著『モダニスト ミナ・ロイの月世界案内』水声社201

        『昭和文学研究』に寄稿

        • 左川ちか展が開催されるよ

        • 【イベントのお知らせ】「左川ちかを語る夕べ2022ー「わたし/たち」と世界を開く」

        • ミナ・ロイと左川ちかの話を『詩と思想』に寄稿しました

          「声の在り処― 伊藤整と三人の女たち 左川ちか・伊藤貞子・伊藤マリ子」

          『文學界』12月号(11/7発売)に「声の在り処― 伊藤整と三人の女たち 左川ちか・伊藤貞子・伊藤マリ子」を寄稿しました。 左川ちか(詩人・伊藤の妹分)、伊藤貞子(歌人・妻)、マリ子(文章家・娘)。彼女たちの声と言葉がいかに失われ、再び届くのかー。よろしければご覧下さい。 https://bunshun.co.jp/business/bungakukai/backnumber.html... 川口晴美「声はここにある」(『現代詩手帖』8月号) 鴻巣友季子さんが提起した

          「声の在り処― 伊藤整と三人の女たち 左川ちか・伊藤貞子・伊藤マリ子」

          左川ちか全集の反響・書評まとめ

          左川ちか全集についての書評や紹介頂いた記事などについて記録を兼ねてまとめています。取りあげて頂き本当にありがとうございます。 ※私自身の文章は全集に言及したものに限っています。 ◆第38回梓会出版文化賞の推薦図書として拙編著の刊行などが評価され書肆侃侃房が文化賞を受賞しました。御礼申し上げます。 ◆第23回詩人クラブ詩界賞最終候補作にノミネート頂きました。大変光栄です。有難うございます。 http://japan-poets-club.d.dooo.jp/award/3a

          左川ちか全集の反響・書評まとめ

          毎日新聞記者さんによるポッドキャスト「今夜、BluePostで」で『左川ちか全集』が紹介されました

          【毎日新聞記者さんによるポッドキャスト「今夜、BluePostで」で紹介されました】 https://mainichi.jp/articles/20221102/k00/00m/200/167000c 「今夜、BluePostで」毎週水曜日は〈ニュースをジェンダーの視点で読んでみる〉をテーマにデジタル報道センターの菅野蘭記者が担当しているとのことで、本日更新分は大阪学芸部の清水有香記者と〈ジェンダーと読書〉のお話をされています。 そこで清水さんに『左川ちか全集』(③の5

          毎日新聞記者さんによるポッドキャスト「今夜、BluePostで」で『左川ちか全集』が紹介されました

          『文學界』12月号に評論寄稿したよ

          【お知らせ】 文藝春秋の文芸誌『文學界』12月号(11/7発売)に拙論「声の在り処― 伊藤整と三人の女たち 左川ちか・伊藤貞子・伊藤マリ子」を寄稿しました。 女性たちの声がいかに失われ、再び届くのかー。左川ちか(詩人・伊藤の妹分)と伊藤貞子(歌人・妻)、マリ子(文章家・娘)から考えてみました。 ご依頼頂いた当初は気軽なエッセイを想定していたのですが、今の自分が一番書きたいことをと大幅に書き直しました。字数がかなり膨らんだため掲載号が一つずれましたが、その分気合いを入れて

          『文學界』12月号に評論寄稿したよ

          『ブックインとっとり2022』に出展中

          地方発の出版活動を盛り上げる『ブックインとっとり2022』の展示会が6日まで倉吉市立図書館で開催中。 拙編著『左川ちか全集』書肆侃侃房も出品され、第36回地方出版文化功労賞の候補作として一般来場の皆さまの投票も受付中ですm(__)m https://bookin-tottori.co.jp 会場には沖縄から北海道まで全国各地の地方出版物が一堂に会しています! 30年以上にわたる鳥取の皆さんの素晴らしい取り組みですね 公式FB http://facebook.com/b

          『ブックインとっとり2022』に出展中

          第38回梓会出版文化賞

          【お知らせと御礼】 優れた出版活動に携わった出版社を顕彰する《第38回梓会出版文化賞》(選考委員:五十嵐太郎・小野正嗣・加藤陽子・斎藤美奈子・竹内薫諸氏)に福岡市の書肆侃侃房が選ばれました。 審査対象書籍として拙編著『左川ちか全集』や韓国女性文学シリーズの刊行をご評価頂いたようです。書肆侃侃房の皆さんには並々ならぬご尽力を賜りました。感謝とお祝い申し上げます。 ・一般社団法人出版梓会(出版社の団体) https://www.azusakai.or.jp/ ・西日本新

          第38回梓会出版文化賞

          『ねむらない樹』9号「小特集・左川ちか」

          【お知らせ】 短歌ムック『ねむらない樹』9号が発売。 「特集 詩歌のモダニズム」ということで「小特集・左川ちか」を組んで頂きました。編集者の藤枝さんにはひとかたならぬご苦労をおかけしました。感謝申し上げます。 http://www.kankanbou.com/books/nemuranaiki/0534 左川ちかに関する、または言及しているエッセイなどは以下の通り(敬称略)。私は座談会に参加しました。ぜひご覧下さい。 内堀弘「地図にない町」 小澤京子「小さな部屋のポエティ

          『ねむらない樹』9号「小特集・左川ちか」

          左川ちか全集、ラジオ放送アーカイブ

          『左川ちか全集』を福岡のラジオ局 LOVE FM『OUR CULTURE, OUR VIEW』さんで特集して頂きました。何と1時間近くも。深く感謝申し上げます。 番組HP >今年4月に福岡の出版社・書肆侃侃房から出版され、いま日本中から注目を集めている「左川ちか全集」を特集します。左川ちかは1911年北海道生まれ。10代から翻訳家として活動を開始し、ジェイムズ・ジョイスやヴァージニア・ウルフなど数々の小説や評論の翻訳を手掛けます。1930年には詩人としてデビューし、24歳

          左川ちか全集、ラジオ放送アーカイブ

          ラジオで左川ちか全集特集

          福岡のラジオ LOVE FMの『OUR CULTURE, OUR VIEW』さんが『左川ちか全集』を特集して下さいます。 担当編集者さんに頑張ってお話して貰いました。 6月12日午前10時放送(16目23時~再放送)。 radikoで全国から聴けるのでぜひ。ポッドキャストのアーカイブもあり。 編者の私はメッセージを寄せました。全集について制作サイドからの話が、これだけの時間たっぷり聴ける貴重な機会だと思います。ご関心ある方はぜひ。 こういう機会を設けて頂いた LOV

          ラジオで左川ちか全集特集

          翻訳家としての左川ちか覚書

          『毎日新聞』5月21日(土)朝刊「今週の本棚」で『左川ちか全集』(島田龍編・書肆侃侃房)が取り上げられます。評者は翻訳家の鴻巣友季子さん。ぜひご覧下さい。楽しみです。 鴻巣さんのツイートを拝見して私も翻訳家左川ちかについて思うところを少しまとめました。詳しくは全集解説をご覧下さい。 左川ちかの前半期の翻訳(18~20歳頃)は伊藤整の指導を受けていました。問題は「指導」の実態ですが、兄の川崎昇によると、辞書に見当たらない単語などがあると伊藤宅を訪ねていったと。また、同時期の

          翻訳家としての左川ちか覚書

          『左川ちか全集』発売のお知らせ

          拙編著『左川ちか全集』書肆侃侃房が発売されました。 戦前の北海道出身の詩人・左川ちか(1911~36年)の全集です。全集とはいっても1巻本。 詩篇、翻訳詩、散文・日記・書簡、翻訳文、年譜、解題、解説、ブックガイドの全416頁が本体2800円。 発売前、発売後とは反響の大きさに驚いております。 紀伊國屋書店新宿本店、紀伊國屋書店国分寺店、紀伊國屋書店浦和パルコ店、梅田蔦屋書店などでフェアをやっていただいていて、そちらでは私が書き下ろした短いエッセイ付きの特典ペーパーが付属し

          『左川ちか全集』発売のお知らせ

          【お知らせ】『左川ちか全集』刊行発表

          【お知らせ】 『左川ちか全集』(島田龍編・書肆侃侃房)がいよいよ来年春に刊行されます。 http://www.kankanbou.com/news/archives/294 現代詩の先駆者として国内外で評価されつつある詩人の確認し得る全ての詩・散文・書簡およそ130篇を集成した初の全集。 多数のヴァリアントに専門的な校訂を施し、彼女の最後の意思を最も反映したテキストとなるよう心掛けました。 新発見された詩篇を始め、彼女の詩想の源泉が窺われる随筆・詩論・書簡の数々とともに

          【お知らせ】『左川ちか全集』刊行発表