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風Vn2024:「しなり」で作る優しい音色

 「風時代Vn2024」を作ることは、たぶん苦労が多いのだけど、
私は、シンプルに、簡単に見えるように伝える努力をします。
 
もし、何人かの人が挑戦する気になって、
そこからみんなの意識が変わり始めれば、
それは、きっと素晴らしいことで、
世界が変わるかも、とさえ思っています。
 
ちょっと大げさですが、始めますね。
 
 

 ヴァイオリンは、祖先が武弓から始まっていていると考えられ、
竿の両端に弦を取り付け、
 
「竿のしなりを使って優しい音を作り出す」
 
これが基本原理です。忘れないで。
 
しならせる場所はどこかというと、
下図のボディの横幅の狭い「くびれ」の部分になる。


今回は、短いですが、ここで区切りたいと思います。

私も少し前までは、誤解していたのです。
見た目に、箱のようになっていて、
まさか、しならせようとしているなんて
思いませんよね。
 
でも、可能であれば、意識を変えてください。

でなければ、この先の記事は、
多分、つまらないものに感じると思います。




さて、ここからは妄想ですが、
 
「風の時代」に入って、ヴァイオリン製作は、
この先どのぐらい可能なんだろうか?
という疑問がわいています。
 
前回の「風の時代」は
西暦1186年~1405年ぐらいだったのですが、

音楽の歴史に重ねてみると
ルネサンスよりも前の、中世西洋音楽になるみたいで、
「後期ゴシック」、「アルス・ノヴァ」とか
聞いたこと無い単語ばかりです。
 
「風の時代」が「精神世界」なのだとしたら、
現在のような「工業社会」は存続しているのだろうか。
 
ヴァイオリンは私にとって、立派な工業製品なのです。
パソコンで図面が描けないと、作れないかもしれない。
その上、使っている木材や、プレーンガット弦は
ヨーロッパから輸入されているものです。
 
今後は、せめて材料ぐらいは、日本国内だけで完結できる
楽器製作にしていきたいのですが、
 
うまく「物質化」できるか、どうか。
 
そうでないと、日本が発祥の地となるような音楽を
生み出すことに繋がらないですしね。
 
 
 
どんな時代になっても対応できるように
技術を説明していきますので、お付き合いください。
 
 
 






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#バイオリン
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