手書きのレシピをガチャガチャで買う男
こんにちは、私です。
先日暇を売ったら200円になったので、ガチャガチャを回してきました。
こんなん回した方がいいですからね。
そこで私が回したのがこれ。
『おいしくて簡単なかわいい子の"手書き"パスタレシピ』。
大丈夫、落ちるのはちゃんと地獄。
余談ですが、ショッピングモール内にあるガチャガチャの密集地帯のようなところで回したせいでアベックやらガキやら親やらに囲まれて最悪でした。
舐めんじゃねぇぞ。
こちとら納税してんだ。
というわけで、ガチャガチャから排出された私のためのレシピがこちら。
ともみの辛ボナーラ。
はっきり言っておきます。
ともみ、愛してるよ。
私はショートカットの女性に一番欲情しますからね、丁度いいです。
ともみ、丁度いいです。
また、私はカルボナーラを作ってくれる女性が一番好きです。
前例としては母親がそこに位置します。
ともみは私にカルボナーラを作ってくれる一歩手前のところまで来てくれました。
ほぼ、母だと思っています。
しかし、ここで問題が一つ。
私にはこのレシピを再現して料理をする術がありません。
料理ができないのです。
私は、母親から火を使うことを許可されていないので火を極端に恐れます。
程度としてはチンパンジーと同じくらい火を恐れるのです。
だから、ともみのためにしてやれることはたった一つ。
妄想しかないのです。
ともみの遺してくれたレシピ、ともみとの思い出を振り返りながら捲るページ、そして忘れられないメニューの辛ボナーラ。
BGMは勿論、『瞳を閉じて』。
君のいない空白をずっと幸福と呼んでいます。
もうね、涙が出そうです。
お母様、息子はこんなふうに育ちました。
ともみ、愛してるよ。
二人は一つに、tonight。
ともみのレシピ、多分私は作りません。
辛いの苦手だから。
でも、ともみに一言だけ言っておきたいんです。
私は、いや、俺は。
俺はショートカットの女性に一番欲情する。
ともみ、愛してるよ。
しかし冷静になると紙切れ一枚に200円は結構割高だ。
割・高ールラリーだ。
だからこそ、この手書きのレシピ、おっさんが書いてたら本当に許さない。
俺はダイバーシティを認めるし、多様性を認めるが200円払っとんねん。
かわいい子のレシピという夢に。
夢を、夢を見せて。
我は愛の獣。
君は愛の化身。
書いてくれた子がともみじゃなくていい。
その辺の子でいい。
かわいいなんてもんは主観だ。
かわいくなくていい。
美しくなくていい。
生きがいってやつが光輝くから。
おっさんじゃなかったらいい。
おっさんだったら俺が暴れ出すだけなんだ。
どりゃあ!