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噓日記 5/3 ストレスと奇声

私はストレスが溜まると奇声を発する。
体の中に溜まったストレスをそのまま奇声と共に吐き出すのだ。
この日記は後に奇声に迷うことがあった際に読み返すための備忘録である。
奇声にはルールがある。
それはストレスの種類にもよるが、その最適を自分の中で自然と選択し、声として表す。
その際のラグを減らし、自分のストレスを即座に掻き消す必要があるのだ。
五十音の中で最適なタイミングを記す。

驚いた時
あ、ま、み、わ
以上の五音が相応しい。
それらは驚いた時に自然と現れやすい口の形である"a"のまま、発声できる。
自然のままに現れる感情の発露はタイムロスがない。
唯一、みは口の形を変える必要があるが、みー! と驚く私は恐らく可愛いので採用している。
みー!!

悲しい時
う、く、ふ、み
以上の四音が相応しい。
それらは悲しい時に自然と現れやすい口の形である"u"のまま、発声できる。
自然のままに現れる感情の発露はタイムロスがない。
唯一、みは口の形を変える必要があるが、みー! と悲しむ私は恐らく可愛いので採用している。
みー!!

楽しい時
か、ま、み
以上の三音が相応しい。
それらは楽しい時に自然と現れやすい口の形である"a"のまま、発声できる。
自然のままに現れる感情の発露はタイムロスがない。
唯一、みは口の形を変える必要があるが、みー! と楽しむ私は恐らく可愛いので採用している。
みー!!

怒っている時
あ、た、ま、み、わ
以上の五音が相応しい。
それらは怒っている時に自然と現れやすい口の形である"a"のまま、発声できる。
自然のままに現れる感情の発露はタイムロスがない。
唯一、みは口の形を変える必要があるが、みー! と怒る私は恐らく可愛いので採用している。
みー!!

命乞いをする時
し、み、ぬ
以上の三音が相応しい。
それらは悲しい時に自然と現れやすい口の形である"i"のまま、発声できる。
自然のままに現れる感情の発露はタイムロスがない。
命乞いは普段無いシチュエーションなので、その際は通常の私からはなかなか出てこない音で表したい。
なのであえて発音しずらい音を採用する。
し、ぬは組み合わせてもいい。
しぬって言っちゃえばいい。
しぬぅ。
んひぃ、しぬぅ。
ままぁ!
いいーん!
まぁまぁ!!
しぬぅ!!
んひぃ!!
これがストレスだ。
舐めんなよ。
おらぁ!
ぱぁー!
ひぃ!
許すな!
許すな!
ゆるすな!
あぁーいん!
ぴりんぽん。

どりゃあ!