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AIとデザインの関わり方

こんにちは、ビジョン白木です。

最近身近になってきたAIやchatGPT。
私がAIに対してどう思っているのか、私の考えている事と、実際にどうやって活用ができるのかをビジョン内で話し合いながら研究してきた内容を、2回に分けてご紹介していこうと思います。

世の中にAIが出てきた当初、いかにも科学的な話だなぁと人ごとのように思っていて、私にはあまり関係がない事だな、と思っていました。

しかし、画像生成ができるAIが登場したり、chatGPTのように誰でも手軽にAIに携わる事ができるようになってきて、「そのうちデザインも全てAIで済んでしまうのではないか・・・?」と漠然とした不安が湧いてきました。
社長からは『簡単に出来るならすごい便利じゃん!』という意見で、言うのは簡単だよなぁと内心思いましたが(笑)、でも実際「簡単に扱えるようになれば絶対便利だ!」と思い、ビジョンとして少しずつAIの勉強を初めて数ヶ月…

私が考える結論としては、現時点では全てのデザイン業務をAIが完璧にこなせる訳では無い為、人間がAIをどう扱っていくのかが一番重要だと考えるようになりました。

初めに、現在デザイン分野で、どういったAIの使われ方をしているかご紹介します。

デザイン分野のAI 『デザインAI』

デザインの世界にも「デザインAI」という、AIがデザインに携われる領域が確実に拡がっています。デザインというクリエイティブ領域にもAIの自動化機能や代替作業が可能になりました。

デザインAIは現在以下の3つが主な機能として活用されています。

■画像認識機能
AIの画像認識機能は、デザインにおいて画像加工ツールで特定のものをトリミングする、境界線を認識して着色するなどの作業に活用されているほか、アクセスの多いWebサイトに掲載されている画像の解析などにも役立っている。

■自然言語処理機能
AIの自然言語処理機能は、過去のデータからデザインの事例を探す際などに役立つ。例えば「かわいいデザイン」を探す場合、「かわいい」「カワイイ」「可愛い」などの表記の違いや、「愛らしい」「キュート」などの類似表現を含めて、Webの記述や音声会話などの膨大なデータの中から類似するデザインの抽出ができる。

■予測・推論
AIが大量のデザインの中から優れたデザインの特徴を抽出し、提案。優れたデザインの特徴をコンピュータが割り出すことで、制作するデザインが好意的に評価されるかどうかの予測が可能。

引用:https://www.sedesign.co.jp/dxinsight/what-is-ai-based-design

AIによって単純な作業や周辺作業を削減することで、デザイナーがやるべき本来の仕事に集中する環境が整います。

実際にビジョンとしても、chatGPTを登録して、「こうしたい」「これはどうすれば?」など指示や質問を仰いでみたり、フリーライセンスの画像検索サイトでも見かけるようになったAI生成画像を見て、実際のデザインに落とし込めるものなのか?と試してみたり、常に進化を続けるAIとリアルタイムで関わり続けています。

実際に、新しいビジョンの会社案内をAIを活用して作成していこうと思います。今回は実際にAIを活用した場面の簡単なご紹介になります。(次回のnoteでもっと掘り下げていこうと思っています!)

まず、会社案内に入れる内容の候補を「chatGPT」に挙げて貰った際のやりとりがこちらになります。

このような簡単な指示でも、10項目以上の候補を挙げて貰いました。

次に、新しい会社案内を作ったことをSNSで宣伝をするために、投稿画像のたたき台を「Microsoft Designer」に挙げて貰ったのがこちらです。

たたき台はあればあるほどデザインのイメージも湧くので、アイデアの参考になります。

・・・と、このようにAIを活用していきます。

しかし、ただ手放しでAIを使うのではなく、AIができるメリット・デメリットをしっかり”理解した上”で活用していくことが必要だと考えます。

私が考えるAIの「メリット」・「デメリット」は以下の通りです。

【メリット】
大量のデータ処理や分析が短時間で行える
例えばカタログの表紙に使用する画像などは、イメージとなるキーワードを考え、検索サイトに入力して、調べてそこからさらに選定する・・・といった工数と時間がかかっていたのが、情報整理が短時間で行うことができるようになる
「人間にしかできない業務」に集中することができる
AIにデータを学習させることで、デザイントレンドの変化や過去のデータ事例を探すなど、AIが得意とすることを任せて、デザインの創造といった人間にしかできないことに時間や作業を割くことができる

【デメリット】
ゼロから何かを作り出すことができない
AIの生成は、学習をさせた既存のデータからの組み合わせのため、ゼロから何かを作り出すといった発想ができない
最新の情報を継続して学習させていく必要がある
最新の情報を学習させない限り、常に同じデータからの情報しか生成されず、生成されたものに偏りができてしまう

メリット・デメリットを理解することで、初めてAIの特徴を最大限に活かして、実用することが出来ると思っています。


AIはあらゆる知識を蓄え、その知識から瞬時に回答を提示できるなど、優秀な存在ではありますが、私たちクリエイティブ業界では、お客様やスタッフと話し合いをして初めて出てくる『思い』『感情』、その思いを形にする際の、私ならでは・私にしか出来ない『個性』が無ければ、良いものは作れないと思います。
そんな個性を持った私たちがAIを活用することで、共存・進化して行き、デザインの領域も今よりもっと幅広いものになっていくと考えます。

では、実際にビジョンとして、どういったAI活用が出来るのか?出来ているのか?・・・は、次回のビジョン通信でご紹介させていただければと思います。


《次回の配信について》

テーマ:AIとデザインの関わり方~part2~

ビジョンとして、どうやってAI活用をしていくのか、実践を交えながら書かせていただこうと思います。次回配信をお待ちください!


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