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『斜位』を確認!カバーテストを極めよう【動画】

現代社会において「斜位」による眼精疲労、片頭痛、文字が二重に見える(複視)等、このような症状で困っている人が多くいるのですが、意外と知られていません。

斜位と斜視との違いは、斜視は両眼を使ってものを見ることができないので、外界の景色や対象物の遠近感覚がとりづらくまた立体感覚の凹凸を見ることが苦手です。いわゆる平面でしか見えていません(2D)

斜位は、両眼視機能はしっかりともっており日常生活の遠近感覚、立体感覚は問題ありませんが、眼球の位置にズレがあり、このズレを自分の眼筋で補正してピントを合わせます。そのため常に眼の6本の外眼筋を使い眼球の位置を補正するため眼精疲労や頭痛が起こります。さらに斜位が大きいとその分、眼筋の力を使いますので疲労の限界がくると複視の状態になります。

斜位の眼の動きと判定方法を画像を見ながら参考にしてください。

【US-VT 】視覚機能検査/ビジョントレーニング  
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1、【斜位】の確認/交互カバーテスト

このカバーテストの検査法を交互カバーテストと呼びます。斜位の方向とズレの量を確認します。

日本人の70~80%は大なり小なり眼位にズレがあります。斜位の方向によっては両眼視に障害が発生し生活に苦痛を感じる眼位ズレも多々あります。検眼士は多くの引き出しをもっておきその都度判断していくことが重要です。

■ 外斜位の眼の動き【画像】

「右 ⇒ 左 ⇒ 右 ⇒ 左」と交互に目を閉じたり開いたりのカバーを数回繰り返します。眼球が左右とも同じように外側から内側に動いています。このような眼を【外斜位】と呼びます。ほとんどの人は、この外斜位で眼球が外にズレており日常鼻側の筋肉を使い(輻輳力)両眼視を維持しています。必ず遠方と近方と両方行うことが重要です。

多くの症状としては、長時間運転や読書などの眠気と集中力の低下です。

■ 内斜位の眼の動き【画像】

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